今日は、後輩のソプラノ歌手の方から、声の相談を受けました。声がガラガラして、不調とのこと・・・。歌うものにとって喉の不快感は、精神的に大きなダメージを与えます。
彼女は、病院に行き診てもらったそうですが、抗生剤を処方され、「声をなるべく使わないように」と言われただけで、漢方薬の処方を希望したようなのですが、医師が、漢方薬について詳しくないから・・・という理由で、話は聞いてもらえなかったようです。
この話を聞いて、やはり日本の医療は西洋医学に傾いていて、局所的な診断をして、対処的な治療しかしてくれないものなのかな?と感じてしまいました。不調を、人間の身体全体で診たり、西洋医学のみならず、東洋医学の見地からも診てくれる医師は少ないのでしょうか?自分に合うお医者さんと出会うって難しいものですね。
私が彼女にアドバイスをしたのは、漢方の専門薬局に相談すること、そして、生姜湯やはちみつ湯などの排毒・消炎作用のある飲み物を摂取すること、身体を冷やさないようにして、たっぷりと休養を取るようにお話しました。
私が頼りにしている耳鼻咽喉科の先生は、こんな時は、まず、不調の症状が出るまでにどんな生活をしていたかを聞いて、「歌手」という立場をよく理解して下さってから診察してくれました。薬も、漢方やビタミン剤なども適宜処方してくれましたし、ステロイドを使うような場合も、充分な説明をしてくれました。
すべての方に適しているとはいえませんが、『声』のことでお悩みの方は、こちらのホームページをご覧下さい。小田急線「玉川学園前」駅からすぐのところにある、『はぎの耳鼻咽喉科』さんです。読むとためになるページもありますよ。
http://www.haginojibika.com/
さて、私は、今日は鳥井さんのレッスンを受けました。最近は、言い訳を小出しにする生意気な生徒になってきました・・・。クラシックではないタイプの曲をレッスンしていただいたのですが、なかなか硬さが抜けず、思うように歌えませんでした。難しいね・・・作品の特徴をつかんで、歌い分けるって。6月のコンサートに向けて頑張ってます。
