今日の昼は受診して、先日撮影したCTの結果を伺いました。その前のX線の画像と比較しながらの診断でしたが、やはり、肺の付け根辺りにある腫瘍が約3pほどの大きさに増大していました。腫瘍近くに血管が通っているので、それを圧迫するようになると、症状も出てくるそうです。
胞巣状軟部肉腫は、肺の他に、骨と脳に転移しやすいので、また随時検査をして、経過を見ていくことになります。肺の腫瘍は切除したらいいんじゃないか?という考えもありますが、私の場合、両方の肺に小さな腫瘍がたくさん点在していますから、徹底的に治療するよりは、現存のままで、現れた症状を和らげる治療を施したほうが、今の私らしい生活を続けられるそうです。「日常生活動作能力の維持」という、私の人生の選択に理解を示してくれる主治医で本当によかった。
でも、ゆっくりとではあるけれど、がんは進行しているんだな、と実感しました。今、やるべきことを、今、やりたいことに取り組んでいきたいと思います。のちに、「あぁ、やっておけばよかったな〜。」と悔やまぬように。一期一会を大切に。
昨日の朝日シティ・ニュースの取材の最後に、「本田さんのこれからの目標は何ですか?」と尋ねられました。私は、「今、やっていることを、できるだけ長く続けることです。」とお答えしました。もともと恵まれた声ではありませんが、一日も長く歌えますように。
