ぼちぼち年賀状のことを考えなければならない時期になりました。年賀状を3歳の時から欠かさずに送り、毎年、年賀状の1枚目に書く人は「この人!」と決めていた女性がいました。それは、保育園のときの先生で、「けいこ先生」でした。
昨年の暮れに、病気でお亡くなりになってしまいました。それでも、今年の元旦には年賀状が届きました。亡くなるまで、前向きに生きられていたんだな、と感じました。
けいこ先生のことが大好きで、子供の頃は泊まりに行ったり、電話をしたり、手紙を書いたり・・・、そんな私にいつも応えてくれました。年末になると、けいこ先生に年賀状を書くのが楽しみで、少しでも成長を褒めてもらおうと、丁寧に書いたものでした。それは、大人になってからも同じで、1番最初には青森県八戸市の住所を書いて、けいこ先生に、近況報告を小さな字で書けるだけ書いて送りました。
30歳になって芸大に入ったことも、年賀状でお知らせしたところ、元旦に数年ぶりに「私、誰だかわかる?」とお電話をいただいたこともありました。大人になっても「たけちゃんはね〜」と優しくお話してくれて嬉しかったです。
そして、今年は・・・。なんだか寂しいです。
でも、年賀状のお付き合いというものも、やはり縁で繋がっていると思います。22日に秋田で開催されるコンサートに、私が中学時代にひざの手術をした時にお世話になった整形外科の先生と24年ぶりにお会い出来ることになりました。その先生とも、ずっと途切れることなく年賀状を交換していました。
年賀状。人と人をつなぐものなんだね。