今晩、NHKの特番「がん〜生と死の謎に挑む」という番組を観ました。ジャーナリストの立花隆さんが膀胱がんを患い、ご本人が、がんの謎を追求するという内容でした。
世界の研究者を訪ねて、様々な方向から「がん」の仕組みや、転移について紹介してくれました。とても興味深い内容でした。
その中で、立花氏が、末期がんを緩和中心で治療している患者さんを取材し、「人間は死の直前まで笑う事ができるのだ。」ということに気づきます。
私は、この事実を知って、言葉にできないほどの安心感をに包まれました。死の迎え方は人それぞれだと思いますが、人間には、そういう力も備わっているのだと知り、私も、死ぬ直前には、笑ってお別れしたい、きっとできるという希望を持てそうです。
私も病気を患って、もうすぐ2年が経とうとしていますが、この番組を観て、私が治療においてジタバタすることなく、生きる意義を考えながら、こうやって今日も生きていられるのも、主治医であるT先生が最善の方法で私を導いてくれているからなんだな、とあらためて感じました。感謝です。
いずれ、この番組は再放送されると思うので、要チェックだと思います。立花氏は最後に、こう語っていました。
「人間は死ぬまで生きる力を持っている。」・・・と。
当たり前のようだけれど、深い意味があると思います。
そして きょうも うたを うたう