今日は、1か月ぶりのレッスンをしました。いきなり5名でしたが、やはり、仕事をすると元気になれるような気がしました。
小学6年生のYくんは、ピアノのレッスンに来ました。小学1年生からはじめた彼も、もう、中学受験だなんて、月日の経つのが本当に早いものだと感じてしまいます。彼なりに、私の病気のことを理解してくれているようです。でも、足の切断のことは言い出せずにいます。手術前には、ちゃんと説明しようと思っています。
彼は、なかなかいいヤツです。今年の夏、近所の横断歩道で赤信号を待っている時に、向こう側からYくんが来ました。私のことに気がつき、「先生!」と大きく手を振ってくれたのですが、松葉杖で両手がふさがっている私が手を振り返せないことを分かった彼は、ハッとしたような顔をして、振っていた手をすぐに下ろしました。まだまだ子供だと彼のことを思っていたけれど、そんなところに気がついたり、気を遣ってくれるだなんて、嬉しいじゃないの!
とは言え、今日は、久しぶりに会ったせいか、いつもより微妙にテンションが高く、甘えモードが入っている様子で、弾くや否や、「もう、俺、弾けない。絶対無理。」とか言って、だら〜んとした姿勢で椅子にもたれかかるので、「そんな簡単にあきらめたら駄目!絶対無理なんてことはないの!成功は自分の努力で手に入れるものよ!次は集中して最初から弾いてごらんなさい!」と、私もかなりテンションが上がってた・・・

。それもなぜかオネエ口調で

。彼は私のキモさで目が覚めたのか、その後は集中してレッスンを受けてくれました。
あと、今日は音大受験のTくんのレッスンもありました。やはり今年も芸大一本勝負を決意したとのこと。浪人していることもあり、今年は私立音大の併願受験も考えていたのですが・・・。でも、彼の出した答えに私は内心、大賛成です。よくぞ決めてくれたという感じです。他の受験生に比べたら、やや年齢は高いかもしれないけれど、まだまだ若い。これと決めた道を持っているだけで、素晴らしいことだと私は思います。だから、1月の術後もできるだけ早く復帰して、受験のお手伝いをしたいです。

そんなTくんも11月は、私の治療を見守っていてくれたようで、今日はこんな退院祝いをいただきました。食べるのがもったいないよ〜。どうもありがとう

。さあ、私も頑張ろう!