今日の午前中は、頭部の造影MRIの撮影、そして、脳外科の受診をして、昨年の11月の治療の経過をみていただきました。腫瘍の大きさの比較からいうと変わりないように見えましたが、腫瘍が影響して細くなっていた、頭の天井にある重要な血管が、治療後の今の方が、明らかに太くなっていることが判りました。サイバーナイフの効果はあるようです。
サイバーナイフ治療を受けることを提案し、薦めて下さった先生方に感謝します。さらに、信頼も厚くなりました。
午後は、胸部のX線と、骨軟部科の受診もしました。肺の方は絶妙なバランスを保ちながら機能していているようで、その粘り強さに、我ながら感心。
主治医とは、今、気になっている舌のシコリについて相談しました。舌のMRIは、頭部を撮影した時に、追加で撮ってもらいました。脳外科のS先生が私のブログをご覧になり、舌のシコリのことを気にかけて下さっていたようで、追加撮影をしてくれたそうです。
主治医もS先生も、私の今後の演奏活動のことを第一に考えて助言して下さり、純粋に嬉しかったです。お二人の先生に、人間的なあたたかさを感じました。心強いです。近頃、うたい続けることに自信を失いかけていましたが、また、頑張るぞ!と気持ちが奮い立たされました。
これまで入院した時や、各種イベントを通して、病気治療中のたくさんの方にお会いしましたが、医療関係者に対する不平不満を耳にすることが多かったように思います。「医者は患者をモルモットにしている。」とか、「病院は私を薬漬けにしようとしている。」とか・・・。患者の心に余裕のない状態で、病状も一向に快方に向かわない時、そんな心境になるのも分からなくないのですが、特に、県立がんセンターのような、決して労働状況のよくない病院にお勤めになって、休む間も惜しんで働いている先生方の姿を見れば、患者に悪意を持って接することはないと私は思います。
まぁ、人間ですから、相性っていうものもあると思いますが。
ちょっと話が逸れてしまいました。それで、舌の件は、頭頸科の先生を紹介していただき、受診したあとに主治医と今後のことを、あらためて相談に乗ってもらうことになりました。
生かされているこの命、さらに輝かせて、誰かの役に立たせたい、そう思えた1日でした。