10月に入り、今年も残り3ヶ月です。季節は、すっかり秋になりました。秋は、木々の葉が紅く染まって、潔く散っていく、この、枯れていく感じが好きです。
そして、私は若い頃から秋になると、必ず聴きたくなってしまう作品があります。それは、ブラームスのシンフォニーの第4番、シューマンのヴァイオリン・ソナタの第1番、第2番です。
先日もCDを引っ張り出して聴いていたところ、外出先からHeroくんが帰って来て、驚いた様子で、「えっ!どうしたの?大丈夫?」と一言。「なんで?」と聞き返すと、私がクラシックなんか聴いているから、頭がどうにかしたのかと思ったと言うのです。
うぅ…む。確かに、うちでクラシックの音楽が流れるなんて、滅多にないというか、皆無です。彼と2人でいる時は、80年代アイドルかエフ横ですから。
でもね、一応、これでも私、音楽科出身なんだよね。もちろん、「風は秋色」、「風立ちぬ」、「野ばらのエチュード」も秋の定番だけど、ブラームスのシンフォニーの冒頭部分の切ない感じ、シューマンのヴァイオリン・ソナタの激しい感じ…。なんだかジャンルを超えていて、器楽曲でありながら歌曲みたいな存在で、身体にメラメラと染み込んで来るような感じ。名作!
さて、日本の童謡・唱歌にも秋の名作はたくさんありますが、そういった作品や、いつもの本田ワールドの作品を集めて、明日は、茅場町にあるビアレストラン『トゥリンク』で19時半ぐらいから、コンサートをさせてもらいます。ピアノは須江太郎さん。茅場町駅の1番出口からは徒歩1分とのこと。私もはじめてお邪魔します。お席は余裕があるとのことなので、お時間のある方は、是非、聴きにいらして頂けたらと思います。宜しくお願いします。
■TRINK
・東京都中央区日本橋茅場町2-17-3
・03-3808-0215