私のホームページ管理者であり、パートナーのHeroくんとは周りから見ると仲良くやっているように見えるようですが、絵に描いたような友情と信頼関係で成り立っている訳ではありません。
せっかちな私は、のんびり屋でハッキリした態度をとらないHeroくんにイライラしますし、カリカリしていてすぐに切れてしまう(相手が誰であっても)私に対して、Heroくんも嫌気がさすことがあるようです。
しかし、あまり波風を立てないようにするために、些細な問題であれば、何もなかったかのように振る舞うようにして、敢えて問題を解決する努力をすることをして来ませんでした。
でも、些細なことこそ話し合うことが大切であり、相手に自分の気持ちを伝えて、相手にも気持ちを伝えてもらって、お互いを受け入れていかなければ、関係を育むことは難しいと思います。
昨日は、私の葬儀(火葬式)についてHeroくんに確認してみると、あいまいな返事しか戻ってきませんでした。葬儀のことは重要なことだし、私の希望通りに必ず実施して欲しいと伝えたのに、全然見通しさえ立ってない様子でした。私はその態度が許せなくなり、「そんな言い方しなくたっていいじゃない!」と声を上げてしまいました。「葬儀のことは心配ないから僕に任せて。」と言って欲しかったのです。
しばらくして、私はHeroくんに自分の気持ちを伝えました。Heroくんの中では、私の葬儀に関して責任を感じていたようですが、いざ、行動にしようとしても、現実的に私が他界することを受け入れられずにいたのかもしれません。ただ、死んでしまってから悲しみに浸る間もなく、書類作成や役所への手続きに終われている方々を大勢見てきたので、できれば私の死後は、そうならないようにと願っています。
これで私とHeroくんの関係も、また、深められたような気がしています。
以前、私はお墓には入らないと言い切っていたのですが、今年の桜の時期に故郷で過ごしたことで考えは変わり、角館の本田家の墓に入れてもらうことにしました。ただ、宗教上の儀式は一切しないことを条件にしてもらいました。生前に何の関わりも無かったお坊さんにお経を唱えてもらったって嬉しいことはありません。誕生日や命日に私のことを大切に想ってくれる誰かが、ほんのちょっとでも思い出していただけたら、それだけで充分です。
生きて行くことも大変ですが、死んで行くのにもエネルギーが必要ですね。