先日、秋田でのオペラに出演する際、3泊4日の滞在でしたが、秋田放送で私の密着取材をしていただき、病気のこと、家族のこと、音楽のことを取り上げていただきました。最近では、神奈川県のフリーペーパーでも紹介されています。
■タウンニュース
http://www.townnews.co.jp/020area_page/03_fri/01_mach/2008_4/11_20/mach_top2.html
病気の取材に関しては複雑な思いもありますが、ありのままの姿を、ありのままの気持ちを伝えたいと思っています。それを汲み取ってくれるかのように、どの記者さんも対応してくれました。でも、短時間に、自分のことを相手に伝えるのは難しいことです。案外、他人のことなら、すらすらと要点をまとめて話せるような気がしますが・・・。
今後も、闘病しながら演奏活動を続ける歌手として、テレビなどで取り上げられる機会があるかもしれません。私は私だから、「ありのまま」でいいと思っていたのだけれど、そうではなく、他にできることはないか・・・?今、そんな思いでいっぱいです。
私に注目が集まって、多くの方に私の歌を聴いてもらえる・・・、そんなことは考えていません。私は、地味ではあるけど、自分の信じた音楽への取り組み方や演奏活動への方針を変えず、今のままを続けたいです。私が考えるのは、医療のことです。私以上に辛い闘病を続けている方、思うような治療を受けられないでいる方、医師を信頼できないのに治療を受けて不安な毎日を送られている方、いろいろな方に出会いました。そのような経験を言葉にして伝えたいな、と考えています。
というのも、最近、とてもショックなことがありました。私と同じ胞巣状軟部肉腫で闘病されているプータさんの治療の様子を知ったからです。もし、ご興味があればプータさんのブログをご覧下さい。↓
http://tsuka-grp.com/blog/
私の現在の状況は、肺の転移した腫瘍は特に変化はないのですが、手術したふくらはぎ部分の下(右足首)にシコリが確認され、それが転移した腫瘍なのか、それとも膿なのか、これから詳しい検査をして、治療方針を決める予定です。
思いを届ける言葉・・・。
ありのままでいいのかも。