11月の第3木曜日、ボジョレ・ヌーヴォーの解禁日です。
時差の関係で、香港は日本より1時間遅れ。
それでもフランスより7時間も早く飲めるわけです。
遊ZENでは3種類入荷しました。ぜひ、飲み比べてみてください。
今年は7、8月の天候が良く、また9月初旬の収穫前に急激に冷え込んだことなどから「ぶどうの果実味が豊かで、色合いも鮮やか。味にしまりがある」との前評判です。最近のものでは2003年ものがとても評価が高かったのを覚えてますが、今年も楽しみですね。
「ボジョレ(Beaujolais)」はフランスのブルゴーニュ地方の南端にある地区の名前。「ヌーヴォー(Nouveau)」はフランス語で「新しい」。よって「ボジョレ・ヌーヴォー」とは「ボジョレ地区の新酒」という意味で、その年に収穫されたブドウ(ガメイ種)で造られる早飲み型の赤ワインです。(ボジョレ地区では白ワインも少量造られてますが、ヌーボーに白はありません。)
さらに、ボジョレ・ヌーヴォーのワンランク上には、ボジョレ地区の中で特にレベルの高い38の村(ヴィラージュ)で採れたブドウだけで造るボジョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー(Beaujolais Villages Nouveau)という種類のワインがあります。味の差が分かるかどうか試してみるのも一興ですね。
遊ZENでは、ボジョレ・ヌーヴォーを2本、ボジョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォーを1本用意しております。
まあ、ワインはもともと熟成させて楽しむものですが、ヌーボーに限っては季節商品というか、その年のぶどうの収穫を祝うお祭りのようなものですね。日本酒の新酒に似てます。ただ、解禁日を設けたという点が、ボジョレ・ヌーヴォーのこれほどまでの人気につながっているのでしょう。特に日本は主要国の中では一番早く飲める国。日本への輸入量は言わずと知れた世界一です。
たまにはフレッシュな季節ものを楽しむのもいいですが、ワインの本質はあくまで熟成だと私は思います。でも飲みますけどね。
<追記>
ちなみに、イタリアのヴィーノ・ノヴェッロというワインも解禁日がありますが(11月6日)、こっちはあまり知られてません。参考までに。

0