日曜は知り合いのお茶屋さんに行ってきた。
香港に来て2年というのに僕は中国茶のことを全く知らない。
これは中華料理を知らないのと同じくらい恥ずかしい。
白茶・黄茶・黒茶・緑茶・花茶・青茶・紅茶
お茶にこんな種類があるのさえ知らなかった。
茶葉が違えば製造方法も違ってくる。
茶器も違えば、入れ方も違う。温度も違う。
そして香味が全然違う。
香りを楽しみ、味を想像してみる。
しかしそれは見事に裏切られ、表現の域を越えた至福の味わいにしばし心が安らぐ。
こんなにも多彩な香りと味わいが一つのお茶の中に存在するのか。
烏龍茶がこんなにクリーミーで軽やかなものだとは知らなかった。
50年物のプーアル茶は、まるで子供の頃遊んだ森の土の匂いだ。
でも、これらの感想は、数ある香味のうちのほんの一部なのだと気付く。
よく嗅いでみるともっと色んな香りがしたり、更によく味わってみると新たに別の味が見え隠れする。
お茶は、数多くの香りと味の複合体だと思う。
それらが一体となって心地良い個性を作り出している。
お茶の世界はお酒のそれととても似ている。
だから親しみやすいし、吸収しやすいのかもしれない。
やはり官能に訴えるものを学ぶというのは楽しい。
昨日はすっかりお茶に酔ってしまった。
通いつめそう。
今日プリンターを買い換えた際、黒のインクが付いてなかったので、利きモルトのメニューは明日印刷します。→
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