朝6時半。店が終わって外に出ると、空はまだ薄暗い。気付けば、だいぶ陽が短くなったもんだ。金曜の仕事上がりはいつも外が明るい記憶しかない。そういえば冬至はとっくに過ぎたんだ。今年もかぼちゃ食べなかったなあ、などと思いながら少し肌寒いトンロウワンを歩き出す。
腹ペコだけど、近所の麺屋や飯屋はほとんど6時で閉まっている。かと言って、チャーチャンテンでお粥って気分でもないし、パソコン仕事もまだ残っていたので、家で2時間粘って、8時開店の吉野家へ行くことにした。
25ドルの牛丼&味噌汁セットを注文したけど、財布の中になんと24ドル90セントしかなく、無念にも14ドルの牛丼・小に格下げ。それを2分で平らげ、銀行で金をおろし、今度は大家さんへのクリスマスプレゼントを探しに街のコンビ二をうろつく。実はクリスマスに大家さんから手製の毛布をいただいてしまったので、何かお返ししなければと思ったけど、見事に何も見つからない。今更ながら、香港のコンビ二の品揃えの悪さにはがっかりくる。
帰ってくると、ビルの管理人が出勤していた。この管理人、朝9時から夕方6時までしか働かない。夜は誰もいない。全然管理されていない。
あーあ、こんな感じで2005年も暮れていくんだなあ。もう目が開かん。寝よ。起きたら2006年になっていたなんていう最悪の事態にはなりませんように。
あと1日働いたら日本だ。

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