
半年ほど前に仕事用(どんな仕事だ)で作った迷彩データを、ちょっと弄り中。使い道はデカールにして自分のエアーガンのストックに貼る用とか。ロボットに貼っても面白いかもしれないけど、ディティールの多いものにはちょっと辛いよねえ〜。
パターンは現用アメリカ陸軍でお馴染みのUCP。
消えゆく運命にあるのかもしれないけどこのパターンは今まで見たことない表現だったから面白かったよね。
昨年末の忘年会でデジタル迷彩の話(どんな話題だよ!)が出たときにあるモデラーさんが「やっぱりデジタル迷彩ってセンサーで捉えにくい欺瞞効果を考えてるんですか?」とかいう旨の質問があったんだけど実際にはそれはないよね。
たとえばこのパターンの最大の目的は「人の目の印象に残らない(目立たない)」ことを目的に全領域に合うように設計されてます。先の人の疑問っておそらくはモデルグラフィックス誌のヌーベルGMVの塗装をリペイントされた東海村源八さんのあの迷彩理論やハセガワVF-1特集の時のへクス型迷彩パターンの理由付けが、今もなんだかんだとみんなの記憶の中にあるからなんだと思う。
その前に流行ったセンチネル発祥の「スプリッター迷彩」といいMG誌は本当にこういうものの持ち込み方がうまいよね。しかもかっこいいから説明に説得力が出ちゃうw 忘年会の件みたいに結構あとにまで尾を引いてるから罪だなあ。
余録になるけど対センサーというか対暗視装置向けの迷彩は確かにあるみたいなんだけど使い方が限定されるので結局研究レベルで終わってるみたい。状況を限定してしか使えないものなんてお金ばっかりかかるだけだもんね。
ちなみに現用で兵隊も戦車も戦闘機もみんなデジタル迷彩が広まっている理由ってよくわかんない。結局のところ、印刷技術の発達とパターンを制作したり変更しやすいデジタル技術の充実と見た目の「流行り」なんじゃない?
だって、何に描いてもそこそこカッコ良くなるじゃん。

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