昔…といっても、3〜4年位前だろうか。
私が架空鉄道・バスの業界へ仲間入りする以前、その活動は活発だったそう。競うように架空バス会社や架空鉄道会社が相次いで発足し、路線を敷いて、様々な塗装をまとった路線バスや鉄道などを空想上の世界へと巡らせていったのです。
そんな時代は何処吹く風か、今では発足する架空鉄道こそ上がるものの、消えていく架空鉄道も数少なくない。
そんな中で、繰り広げられていたのは『架空都市』の展開である。多くの場合は、日本国内の海の上に架空の島を設けて都市を作り、自らの架空バスなり架空鉄道などを展開をしていました。私も2つの架空の島をもっていますが、まだ私が新入りみたいな形で参入していた頃、架空鉄道及び架空バスの動きが活発だった時代がありました。
参考までに、私が知る架空島及び都市の名称などを上げます。
作者名 展開していた島或いは都市の名前 架空業者名
東急バス大好き様 湘南島(しょうなんじま) 湘南島交通(北田バス傘下)
玉鳴川 様 小野島(おのじま) 小野バス
ブルーリボン 様 たかはと島 崎尾交通
DAFT PANK 様 SKY CITY(スカイシティ) あおぞらバス
ゆりかもめ 様 与渡県 与渡交通
スカイラインG 様 本山島 本山ホームタウンバス
長崎市民 様 トミカ島(後に富賀島) トミカ交通⇒富賀交通
このほかにも、何件かあるのはわかっております。
比較的規模の大きい島で運行している架空会社の一部は、ある程度地域を特定した上で他社の運行を募っておりました。中には、その見返りとしてバスを提供するというのも見受けられました。普通の路線バスや高速バスを共同運行するなど、なかなか楽しまれていたようですね。ってまぁ、私の場合は共同運行などの場合は要検討のうえで決めていますし、他社に自分の架空都市の運行を頼むこともありません。そこは、気の持ちようなのだと思いますが、見ず知らずの誰かの架空バス・架空鉄道と手を組むのは、なかなか曖昧なところを、それぞれ相手方にあわせ、あわせていくかになるのだろうと…。
基本的に私はそういうのが苦手というか、いわゆる『聖域』を荒らされたくないという考えが少なからず働いていたのだろうと思います。今でもその気持ちは変わりません。
それはまた、実在地域に根ざして運行する架空鉄道・バスにもあると思います。やはり、相手方の認める範囲内まででの干渉で抑えることが、相互理解のためにも大切なことなのだろうと思いました。今、存在している架空鉄道・架空バスの作者のどれくらいかが、それなりのポリシーとかを持っているかどうかも気になるところです。

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