
以前、京神急行7000系電車の計画にあった優等用10両編成。まだ8000系登場前、8000系テストヘッドとして、7000系をステンレス車体で製造した。計画段階にはダブルデッカー2両を連結して10両編成とし、先駆けて優等列車として運転しようと計画された。
…その後、車両は製作されたが、先頭車を改められて8000系化されてしまい、姿を消してしまった。現在、純正8000系先頭車を連結された7000系ステンレス車体の編成は、今日も京神急行東京・神奈川線及び直通列車として、東静高速鉄道静岡線内で運転されている。
今でも京神急行電鉄の基地のどこかに、旧7000系ステンレス車体の先頭車が保存されているとかしないとか…

かつては、9000系にもダブルデッカー連結10両編成がありました…。
8000系に新規でダブルデッカー連結10両編成を製作したのと同時期、6両編成に付随車2両とダブルデッカー2両を組み込んで4M6Tの10両編成を組成。
その中にあって、最新鋭車9000系もダブルデッカー組み込みの10両編成を2本を新規製造し、優等列車に投入していた。
しかし、2011年に東日本鉄道との相互直通運転を開始するのに際し、ダブルデッカーを連結しない10両編成の用意をすることとなった際、少数派であった9000系が餌食となり、ダブルデッカーを外されて平屋中間車を組み込んで10両編成化。外されたダブルデッカーは8000系8連に組み込まれて10両編成化に使用された。全面的に特急方至高を通勤型に詰め込んでいた9000系電車であったが、少数派だったのが災いした形となっている。
今でも、9000系を10連にして優等列車用にする計画はあるようで、それを新規で製作するのか、8000系との車両交換で実施をするのか、気になるところである。
3月31日を最後に東日本鉄道との相互直通が廃止となり、平屋10両編成が絶対数必要ではなくなるため、この枠から9000系は真っ先に外されるものと思われるが、今後はどういう運転体系となり、どう変化していくのか。

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