こちらの記事で、個人所有となった元東海電気鉄道のバスを特集した(もはや数年前だな…)。多くは旅館送迎用などの用途を持って所有となっているものが多いが、中には…。
その車両との出会いから現在までを、インタビュー記事を交えてご紹介します。
第5回となる特集は、東静バスからとなります。

『夢を追いかけてハンドルを握った』
高島 聡史(東静高速鉄道代表取締役社長)*取材当時
車両:日野ブルーリボンU-HT2MLAA(平成4年式)
*この画像のうち人物の画像は
似顔絵イラストメーカーで作成し、バスの画像と合成したものです。
会社の負担で大型2種免許を取得させる『養成乗務員』制度を東静バスで適用した最初の運転士であった。入社当初は大型1種を取得していたが、旅客営業を行うバスに乗務するために必要となる大型2種免許を取得していなかった。そのため、社内での勤務を行いながら、大型2種免許取得へ向けて教習所へ通った。大型2種免許取得後は、路線バス及び貸切バスへ乗務。やがて昇進していき、運転手として入社した社員としては異例となる、代表取締役社長に上り詰めていた(その後、退任)。
その後、手腕を買われて東静高速鉄道代表取締役社長へ就任していたが、彼にとっては『畑違い』の鉄道会社社長の就任は、バス会社社長時代より重責であったためか体調を崩すことが多くなり、取材する少し前に社長を辞任することを発表していた。

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