時々人に会うと聞かれること…
「イナカの家の修復は終わったの?」
ずっと以前にも同じような質問をされたので
このような投稿をしたのだけれど、事態はあの時からまったく進展していない…というか、何年も経っているので家はますます老朽化している。
長い間どうして進展がないのかというと、
こういうことをやって相棒が肉体を酷使した結果、かなりひどい椎間板ヘルニアになってしまって作業が続けられなくなってしまったのだ。
手術も三度受けたが体は元に戻らず、自力で地面を掘るのは不可能となったが、家の周囲と床下を掘らないことには改修が始められない。
業者に依頼する経済力はうちにはないし、プロに頼んでしまっては折角おんぼろの家を買った意味がない…と相棒は思っている。機械を購入すれば彼なら自力でできるが機械も高い。
そこで彼の得意な「こわれかかったおんぼろ機械を購入し、修理しながらだましだまし使う」という方式を使おうとしたが、耕運機とかとは違って目当ての機械が手の届く値段にまでさがることはなかなかなかった。
しかし彼は諦めずにしつこく待ち、粘った結果ついに二台のお道具を手に入れた。
まずこのミニ掘削マシン。
そして、掘りだした土をさらって運搬するミニダンプ。
ミニダンプは去年既に
庭にごろごろしていた巨大な石を裏に移す作業に大活躍したので、力量は既にわかっている。
そして今年ついにこの堀削マシンを使って家の土台の外側を掘り、そこにフィルターや砂利を何層か重ねることによって、地面から水分が家にあがってきて家を壊すのを食い止める工事を開始することになった。
うちの地面はものすごい粘土層で、人力ではまったく歯が立たない。が、
じゃーん
年季が入っているので部品を交換したりして数日かかりはしたが、無事に家の前を掘り、雨水が流れて行くように管を通して繊維のマットを敷き、石を詰めて土をかぶせる作業が完成。
さすが!!…というか、これを人力でやろうと思っていた私たちはドンキホーテだった。

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