2004/11/30
フランスから買ってきた瓶入り魚のスープを試してみる。どうやらこれがブイヤベースのスープの部分であるらしい。
レストランでスープに添えられていたソース(アイオリとは違って赤みがかっている。パプリカとトマトが入っているようだ)がセットになっていたので、レストランでDさんが食べていたようにカリカリのパンに塗って、溶けるチーズと一緒にあつあつのスープにぶちこんで飲む。体が芯から温まった。
これがそのにんにくのきいたソースの瓶詰め


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2004/11/28
怒涛のようなプロヴァンスの週末も今日が最後。「太陽よさようなら!」と思いつつ、忙しいのに空港まで送ってくれた新郎新婦やFさんDさんとお別れをする。
スウェーデンに戻ってきて気がついたが今日が第一アドベントだった。家々の窓に山形のろうそくや星型のお飾りが灯っている。クリスマスのお飾りが始まると昼なお暗いこの町もちょっとだけ明るくなり「冬の憂鬱度」が少し和らぐ。

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2004/11/26
結局一睡もしないまま始発のバスに乗ってMalmö中央駅へ。そして電車でデンマークのKastrup空港に行き、ベルギー経由でマルセイユに到着。東京からかけつけたもう一人の大学時代の友人Fちゃんと再会。その後マインツ在住のピアニストのDさんが加わり、迎えに来てくれた新郎新婦とともにお互いの近況報告などしながら新郎の故郷Tourvesに向かう。
今回の旅の目的はひたすらBさんの挙式に参加することだけだったのだが、「もしできたら市場が見たい。スーパーも行きたい。チーズ屋にも行きたい」と密かに思っていた。でも土、日にお店が開いているかどうかわからないし時間も無いだろうと半分あきらめていた。ところが運のいいことに、新婦の用事で大きいスーパーの入ったショッピングセンターに行くことになり、大喜びでスーパーを見学。スウェーデンにはない(実は売っている店があることがあとで判明したけれど)栗のかんづめを見て思わず買ってしまう。
スーパーのチーズ売り場。

さて私達が宿泊したのはBさんが手配してくれた街道沿いにある一見ビジネスホテル風のところで、ほどよく固いベッドや新しくてふわふわのタオルやきれいなバスタブに大満足したものの、レストランでごちそうにありつけるとまでは期待していなかった。しかし…さすがフランス。私と相棒が頼んだのは山羊のチーズをなすと一緒に焼いてルッコラを添えた前菜と魚と野菜(人参、ズッキーニ、じゃがいも、かぶ、ポロねぎ)のポトフ。アイオリソースがついていた。Fちゃんはアスパラガスとさくさくしたパフにチーズ入りクリームソースがかかっているものと牛タンのポトフ、Dさんはプロヴァンス名物魚のスープと私と同じポトフ。ちょっと味見させてもらったがいずれもとてもおいしかった。FちゃんとDさんの注文したロゼワインも大当たりだったようだ。満腹で幸せな第一夜でした。

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2004/11/25
大学時代の友人Bさんの結婚式のため明日からフランスに行くことになっている。で、今ごろ荷造りを完了して眠りにつくべきなのだがまだ荷造りも始めていない。明日休みをとったのであれこれやっていたら家に帰ったのが10時半。明日は朝早いから寝ないほうがいいのかな…

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2004/11/21
「かぼちゃのポタージュが飲みたいなあ」と思ったけれどかぼちゃは売っていなかった。そこで、スーパーでふと目に付いた南米産のさつまいもでスープを作ってみた。南米のさつまいもは中身が鮮やかなオレンジ色なので、できあがったスープはまるでにんじんスープかトマトクリームスープのような色になった。味はよかったが少々甘すぎた。今度はデザートを作ろう。

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2004/11/20
そのようなわけで今週は病人向けにスープの献立が続いた。イナカでとれたじゃがいも、にんじん、パースニップ(写真の白いにんじんのようなもの)などをスープストックで煮て、棒状のミキサー(あれの名前は何だろう?)を鍋につっこんでガーッとピューレ状にして牛乳で適当にのばすという単純なものだが実においしい。スウェーデンの根菜類はただ煮ただけでもたいへんなごちそうになる。
写真はイナカの収穫物。


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2004/11/19
相方が体調を崩し、今週は二度も大学病院のakuten(救急)のお世話になった。
スウェーデンのakutenの対応のまずさは有名(屋根から落ちて骨折した人が受付で痛み止めももらわず10時間待たされた、みたいな話も)で、実は二年前に「噂のとおりひどいところだ」と呆れ果てた経験があるので覚悟して行ったのだが、今回は待ち時間もさほど長くなかったしお医者さんもまともだった。初めて行ったレントゲンの棟のインテリアが素敵で、「カメラ持ってくればよかった」と病人をほっぽらかして眺めてしまったりした。(今回はツイていました。でもこれで一生分の運を使い果たしたのかもしれないという気もします。)

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2004/11/15
お天気はよかったけれど気温は低い。樫の葉に霜が降りてきれいな模様ができていた。


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2004/11/13
Mさんのパーティはsill(にしん)づくしのメニューだった。にしんだけでたしか8種類の料理があったのだが料理法がいろいろあって凝っていたので全く飽きることなく全種類制覇。ちなみにこの写真のはデンマーク風ケイパーと紫玉ねぎが添えられたにしんの酢漬。もちろん手作り。
ところで、私が持参したアラブのお菓子の人気は上々だった。Mさんは70歳を越えており、パーティのお客もそれなりの年齢の人が主だったのだが、みんな「おーこれは珍しい。おいしい!もう一つ頂戴」とお菓子をぱくぱくとつまんでいた。舌が保守的にできているスウェーデン中高齢者は多いのだけれど、このパーティの参加者はちょっと違っていて面白かった。


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