2006/11/27
土曜日にもと同僚と再会。原宿のオーガニックカフェで豆腐のけんちん風丼を食べながら長々とおしゃべりをした。
彼女は来春から留学して博士論文を書くことになっている。今は出発前の準備期間ということで、ゆっくり羽をのばせていいねえ、などと言うと
「いやーそれが、することないと落ち着かなくて...友達はみんな仕事してるし。」などと言う。まじめだなあ...
まじめついでに、先週の日曜日に大久保でもう一人のもと同僚と会った時の話も。
会ってから彼が結婚していたことを思い出し、「あっ日曜日なんかに呼び出しちゃってごめんなさい。奥さんは今日なにやってるの?」と訊くと、彼はため息をついて、妻は今日はベリーダンスのおさらい会で今頃昼の部で踊っているはずだと言う。
「まあベリーダンスだなんて色っぽい」
「いやーそれが中学生の部活みたいで...」
「えっ?」
彼の説明では、奥さんの所属しているベリーダンスのクラブのメンバーはみんなとても熱心で、普段ももちろんまじめに稽古をするのだが、発表会前ともなると特別強化練習スケジュールを組んで完璧なステージを目指して特訓に次ぐ特訓にあけくれるのだという。
で、練習のしすぎでみんなお腹のぜい肉がげっそり落ちてボディービルダーのカニ腹みたいになってしまう、というのが彼の話。ベリーダンスというのは何だか隠微な雰囲気を漂わすものだとおもっていたけれど、それではアタックナンバーワンと変わりないような...
この話を同じ研修に出ている人たちにしたら、「そうか、やっぱり日本人は真面目だからね〜っ」と皆して妙に感心されてしまった。
原宿のオーガニック・カフェで食べた昼ごはん。


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2006/11/22
かつての上司にあたる人と「ホテル・ルワンダ」の話をしながら歩いていたら、突然見覚えのあるスウェーデン文字が目の前に...
縦書きの「ホテル・スコーネ」"Hotel Skåne"...ちゃんとaの上にマルがついているのが見える。スコーネというのは私の住んでいるスウェーデン南西部地方というか県の名前であるが、どうしてそれがこのようなホテルの名前としてこの埼玉県与野市に存在するのか、理由はわからない。


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2006/11/18
「研修」という名目で日本に来ている。
出発前に荷造りをしようと思ったら、もって行くようなものはほとんどないことに気がつく。「うーんおみやげ...スウェーデン人にもってゆくおみやげはやはり...」
結局、スウェーデン人が外国で恋しがるラクリスその他のグミを大量に買い込み、スーツケースにつめこんでコペンハーゲンのKastrup空港にむかう。
ところが...「あなた、このスーツケース26キロで6キロオーバーよ。その手荷物ものせて。...あら、これは4キロオーバーね。10キロ分払って。」
私「はっ??」
今まで私は重量超過料金を払ったことはない。ごねれば何とかなるだろうと思ったのだがSASのお姉さんは厳しかった。
「あなたのオプションは二つ。10キロ分の超過料金を払うか、10キロ分の荷物を処分するか。それだけよ。」
しょっぱなからこれ??...(でも、あとでストックホルムから来た人の話をきいたら同じSASでもアーランダ空港の職員は鷹揚で手荷物をはかったりせずスーツケースの重さが25キロでもだいじょうぶだったという。)
ちなみに私がまずいグミのために払った超過料金は...6万円。

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2006/11/6
雪の日に子供ののらねこが家にやってきたのが9ヶ月ぐらい前…そののら猫が母猫になったのが6月。親子が三匹で庭を駆け回ったり昼寝したりする姿を飽かずに眺める日が夏の間じゅうつづいた。これは7月にとった子猫たちの写真。

母猫の様子がおかしくなり始めたのが9月。彼女はだんだん子猫を避けるようになり、三匹で住んでいた床下から出て行ってしまいおなかがすいた時だけえさを食べにやってくるようになった。
「男ができたのかな。」「育児ノイローゼかも」…等とあれこれ考えていたが、職場の猫おばさんによると野良猫の世界ではそれはよくあることなのだという。母猫は子供が大きくなって来ると子供を追い出すか、自分が出て行って新しいなわばりをもつのが普通なのだそうだ。
子猫たちのほうはあいかわらず母猫を慕っているのでやってきた母猫を見ると駆け寄って行くのだが、そうすると母猫は子猫に平手打ちをくらわしたりフーッと威嚇したりして遠ざけ、食べるだけ食べると逃げるように去ってしまう。しょんぼりと残された子猫たちを見るのがつらい。
あんなに忍耐強くて優しい母親だったのに…もう子育て完了っていうことなのだろうか?
母親が去ってから、子猫たちは私達にいっそうなつくようになり、昼間は外にいるが夜は家の中で寝るようになった。それはうれしいけれど…やっぱりあの一家団欒のようすが見たい。
黒が女の子、トラが男の子。


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2006/11/3
おととい、仕事中にふと外を見たら雪が舞っていた。先週まで十度以上だったのに突然冬になってしまった。
冬になったのだから、ということでイナカから引っこ抜いてきたポロ葱(リーク、リーキ)でsalahiさんのおいしいおかず、豚肉とリークの煮込みを作る。

みごとに育ったわがやのポロねぎ(親ばかですみません)、肉とトマトピューレやプラムの味を含んでますますおいしくなった。

レシピにはなかったのだが味見をしてみたくて塩につけこんだレモンをひとかけ鍋の端っこのほうに放り込んでみた。レモンは四十分後にはほとんど溶けてなくなってしまっていたけれど、そのあたりをすくって食べたら皮の苦味とレモンの香りがほのかに口に広がってきてさっぱりした。

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2006/11/2
たまたまそこにいたからという理由で「海外に住む日本人女性について調査している」というスウェーデン某大学の大学院生Aさん(女性)のインタビューを受ける。
スウェーデンに来たきっかけや仕事などに関して答えているうちに、なんとなくAさんが抱いている日本女性像が透けてみえてきた。彼女はヨーロッパに住む日本女性を「日本社会の保守性に息が詰まって(または男女差別等の壁にぶつかって)脱出してきた女達」と分析(しようと)しているようだった。
Aさんはスウェーデンに引っ越してくることを決めるまでかなり迷ったという私の話が理解できない様子だった。東南アジア生活がなつかしいという話をすると彼女は困惑した表情になった。
Aさん「外国で生活したいと思っている日本女性はたくさんいますか。」
私「たくさんいると思います。」
Aさん「それはどうして?」
私「それは…面白そうだからっていう人が多いんじゃないかなあ??」
Aさん「…」
Aさんの思っているようなタイプの日本女性もどこかにはいるだろうけれど私は会ったことはない。
上の話とは関係のないリースの写真のつづき。ほうずきとナナカマドの赤と苔の緑のコントラストが綺麗。


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