2007/6/25
イナカでとれた白ラディッシュ...というか、これはミニ大根といったほうがぴったりくる。赤いラディッシュの種の隣にこれがあったのであまり考えずに買ってまいてみたのだけれど、これはどうみても小型の大根だ。

じゃあもしかしてあれでチョンガクキムチが作れるかも...カクトゥギよりも大根の苦味が出るけれどそこがまたたまらないミニ大根のキムチ。最後にあれを食べたのはいったいいつだろう...と夕べ布団の中でチョンガクキムチのことを考えていたらはっと気がついた。「明日はユギオだ。」
「625」を続けて육이오(まだハングル表記だめですか)と発音すると「ユギオ」になる。1950年6月25日に勃発した朝鮮戦争のことを韓国ではそう呼ぶことが多い。
私は6月25日に韓国にいたことが一度だけあって、その日はほとんど外出しないでずっと家でラジオを聞いていた覚えがある。(うちにテレビはなかった。)ラジオでは生放送で戦争勃発当日やその後の戦乱の様子を語る人々のインタビューを全国からずーっと流していた。どんな恐ろしいものを見て、どうやって逃げたか。誰に助けられたか。家族の誰を失ったか。...そういうことを人々は昨日のことのように話していた。この動乱で命を落とした民間人は100万人とも200万人とも言われる。
しかし考えてみると1950年に10歳の子供だった人が今はもう67歳になっているわけで、動乱の記憶がある人はだんだん少なくなってきているはずだ。今の韓国の若者はユギオをどうとらえているのだろう? スウェーデンに来た後、テレビでアニメ「YUGI-OH」のタイトルを見て私は朝鮮戦争がついにアニメになったのか!!と驚いたのだがそれは朝鮮戦争とはぜんぜん関係ない日本の「遊戯王」だった。
...で、チョンガクキムチの作り方を書いたサイトをみつけたので作ってみようと思います。

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2007/6/16
今日は雨でイナカには行かなかったので先週とった写真を。

野いちご。南に面した日当たりのいい場所に自生していたもの。以前も何度かしつこく書いたように、私は野いちごが最上級のベリーだと思っている。
いちごも少しだけとれた。肥料も水もやらないこの過酷な条件でいちごが夏至祭に間に合うというのはちょっと珍しい。これはつまりこのあたりの農家では早くから収穫が始まって今頃はいちごの最盛期(またはちょっとそれを過ぎている)ことを意味する。

確かに今年は街道の道端のイチゴ小屋が建つのも早かったし、スーパーやショッピングセンターの入り口などのスタンドにいちごが並ぶのが早かった。値段も今は1リットルちょっとで15-20krぐらいまでさがってきた。
ここ南スウェーデンでいちごを摘んでいる人の多くがポーランドから来た出稼ぎの人たちだ。私が新聞で読んだ記事によると、ある農家では朝6時から昼ごろまで、そして夕方から夜までひたすらいちごを摘んで箱につめ、一箱14リットルにつき43krの賃金をもらう。能率よく仕事をすれば時給にして100krほどになるという。

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