2007/11/27
給料がおり、赤貧ならぬ「ピンク色のびんぼう」(この言葉は昔だれかのエッセイで読んだのだけれど、だれだったかな?)状態が一応終了。
まあ備蓄はあったし、半月だけだったからさほど問題はなかった。普段だって優雅な食生活を送っているわけではないし…もう1キロ30krルールに従わなくてもいいというのに今日ついキロ26krの豚足を買ってしまった私。
なぜか、今日になったらカメラの調子がおかしくなってしまったので先週とったパン三種の写真。小麦の丸パン、グラハム粉入りのこねないパン、かぼちゃの種とライ麦粉入りパン(を冷凍庫から出して解凍しているところ)


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2007/11/24
もう昨日(日本時間ではおととい)になってしまったが、木曜日にスウェーデンの「木曜日メニュー」もどきを作った。

スウェーデンの学食や職場の食堂、安めのランチレストランみたいなところで木曜日のメニューとしてよく登場するのが豆のスープとパンケーキ。豆は普通「黄色い豆」といわれるえんどう豆が黄色くなったような乾燥豆を使う。これと豚肉をコトコト煮たものにタイム、マジョラムをかけてできあがり(英語のレシピはこちら。)...なのだが、家にはこの黄色い豆の備蓄がなかったので皮なしひよこ豆を煮てスープを作る。(実はヒヨコマメのほうがおいしい。)
木曜日にこの豚肉入り豆スープ、そしてデザートとして生クリームがどっとかかっているパンケーキを食べる習慣はスウェーデンがカトリックの国だった時代の名残だそうだ。金曜日に精進するからその前日に脂をとっておこう...というところがsemlaと非常によく似た発想。
バターも生クリームもないんだから普通のパンケーキはやめ、ということでじゃがいものおかずパンケーキraggmunkを焼く。これはハッシュドポテトとパンケーキの中間のようなもので、じゃがいもでかさが増やせるから節約メニューと呼べるだろう。チーズおろしで粗くおろしたじゃがいもを小麦粉、塩、牛乳、卵で作ったタネに混ぜて焼く。普通はこれを焼く前に豚の塩漬け肉(ベーコンで代用してもいい)の薄切りを炒め、その脂を使ってパンケーキを焼く。これにこけももの生ジャム(加熱しないで作るもの)をかけるのがお約束となっている。しょっぱいものに何故ジャム?と初めは思ったが、今ではとても合う組み合わせだと思うようになった。(危険?)


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2007/11/22
トラ猫は相変わらず寝たきり猫だが表情がだんだん戻ってきたかんじがする。実を言うとはじめは本当にぐったりしていたので「このまま死んでしまうかもしれない」と思っていた。
尽きた食料品を買い足すのをやめたらだんだん不便になってきた。バターがなくなったし、オリーブ油も、料理用ワインもたまたま一緒にきれてしまった…
「1キロ30kr以下の肉」は目を光らせていたらすぐに見つかった。「キロ29kr!」といって特売になることが多いのでそういうのを狙って買ってきて冷凍。豚の三枚肉は一部は薄切り、一部塩漬け、一部は茹でるなどしてケチケチ使っている。鶏はmelocotonさんのオーブンまるごと焼きにしてあとはスープをとる。そして明日運がよければ豚足キロ25krがゲットできるかもしれないが、売り切れている可能性も高い。
「1キロ10kr以下の野菜類」という原則を作ってしまったため、葉っぱ類がことごとくアウト。グリーンサラダが恋しい…
しかし、なす、パプリカ、ズッキーニ、トルコきゅうり(日本のきゅうりのように細くてカリカリしている)は朝市の叩き売り会場や、移民八百屋ならこの値段で買える。
芋・かぼちゃや根菜類もセーフ。じゃがいも(皮が赤紫のKing Edwardとスターチ分の高いVictoria)、パースニップ、赤カブ、人参、根セロリ。サラダっぽいものが食べたくなると人参や根セロリをチーズおろしでおろしたり千切りにしたり。どちらも甘くて水分があり、ドレッシングを工夫するととてもおいしくなる。

とにかく、あと一週間で給料日!

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2007/11/19
さいきんボーッとしていて(最近に限ったことではないか)今日もカメラを忘れたのでイナカの写真はなし。
収穫:写真左より菊芋、タコ足人参、西洋ワサビ、
写真にはないがハーブ(ミント、タイム、あさつき)も摘んだ。

菊芋はさっそくじゃがいも(キロ4kr)といっしょに煮てスープにする。

(これは月曜日に職場で食べたお弁当。イナカでとったタイムの香りが合う。浮きみは日曜日に焼いたグラハム粉入り「こねないパン」をあぶったもの。)
菊芋は生だとカリカリしていて中国くわいのような感じだが、煮るとふんわり柔らかくなる。放っておいても勝手に育ってくれたから丈夫なんだろうと思うが、これをスーパーで買おうとすると案外高い。それは西洋ワサビ(ホースラディッシュ)も同様。
タコ足人参は外見は怪しいが甘くておいしかった。

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2007/11/12
どうしてわが家がすっからかんかもなのかというと…言わずと知れたトラ猫の手術と治療費で予想外の大出費となったことが原因。
実はここ二ヶ月続けて私たちとしては大きい買い物をしてしまい、かなりの額が二人の預金からそれぞれ飛んだところ(一応私たちは家も車もイナカも折半で買い、家の改築にも半分ずつ出しあっている)だったのでトラ猫の治療費を払うと普通預金の残高はほとんど残らない。はーどうしよう。
光熱費等の支払いは給料がおりた後だからいいとして、それ以外の出費といえばそれは食費が主になる。食費の管理は私がやっているので、私がじょうずに節約しなければならない。給料日まであと半月…

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2007/11/11
パラパラする音で目が覚めたら、アラレまじりの雪が降っていた。
二階から撮ったうちの縁側(?)。黒白猫は初雪に興味しんしん。

手術の翌々日、「退院してもいいですよ」という連絡があり、トラ猫をひきとりに行った。
でも、彼は傷のせいでほとんど身動きもできないし熱もある。
「もしかして病院から見捨てられちゃったのかな」と思いつつ、処方された痛み止めや抗生物質を買ってきてあれこれ手当てをしている。
黒白猫はトラ猫を見て寄ってきたのだが、横たわっている彼があまりに普段と違うせいか怯えて逃げてしまい、二階に上ってこようとしない。
(「すっからかんかも」の続きは明日...)

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2007/11/8
うちのトラ猫がまた行方不明になった。
といっても彼はこの夏何度か外泊(一晩いなくなり翌日そ知らぬ顔をして戻るというパターン)しているので、「調子のいい子だからきっとどこかの家にあがりこんで愛敬をふりまいているのかも」などと思って最初の夜はあまり心配していなかった。
だが次の日曜日の夜になっても彼は戻ってこなかった。
月曜日の夕方、近所の動物病院から連絡があり、トラ猫を預かっているという。彼はどうやら土曜日に車にはねられたらしい。怪我をしてうずくまっているところをどこかのおばあさんが見つけて警察に通報し、警官が彼を保護して病院に運び、病院の人が彼の耳についていた登録番号を見つけてうちに電話をくれた…というわけだった。
彼の怪我と痛みはかなりひどく、「手術ができないこともありませんが、どうしますか」ときかれた。要するに手術の費用を払うか安楽死か選べ、とほのめかされたのだ。手術をして治るものなら、と手術をお願いする。
手術は無事に終わったが、炎症がまだおさまらないので彼はまだ面会謝絶の状態で病院にいる。獣医さんもまだ「これでよくなる」と保障することができずにいるのでまだ安心できる状態ではなく、寝不足がつづく…
問題はそれだけではなかった…「もしかすると私たち、すっからかんかも?」という現実に気がつく。(つづく)

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