以前ちょっと書いた畑のお引越し…
「このガチガチの土で畑を作って果たして何かが育つだろうかねー」とかなり懐疑的だったのだが、だからといって園芸品店で土や砂を買ってくるのもちょっと面白くないので「えーいこのままいこう」と決心。
でもやっぱり…
このところどころにあらわれる塊は粘土だよね
初めてここで畑を作ったときもこういう感じで、「直播きするように」と袋に書いてある野菜の種をまいてもほとんどが全滅だった。まったく発芽しないものもあったが、ちょっと芽が出てその後枯れてしまったものが多い。「粘土にとざされて窒息死」みたいなかんじだった。結局生き延びたのはねぎ類とジャガイモだけで、しかもジャガイモは土中の虫みたいなのに食われてあばた面だった。
その後コンポストを作り、お隣の牛飼いのおじさんからもらった牛糞を投入して耕すなどしているうちにだんだん土がふんわりしてきてやっと普通に直まきができるようになったのだった。それを思い出しつつ今までの畑の土とできあがったコンポストをぶちこんでみたが、今度の畑のほうが広いので、それだけではあきらかに足りず土はあいかわらず粘土っぽくてかたい。
とりあえず前のときも収穫できた紫玉ねぎとエシャロットとにんにくと豆類を植え、種からのものは直まきを避けてマルメのベランダでちょっと育ててから移植してみた。植えた後で気温が下がったのであまり成長もしなかったが枯れることもなく、二週間ほど経過。玉ねぎ類や豆類の芽もでてきた。
粘土問題と並んで懸案だった(いや今も安心してはいけない)のは、例の悪食スペインなめくじの再来をどう防ぐか、ということであるが、これは相棒が畑に木枠を作ってごていねいになめくじが乗り越えてこないように「なめくじ返し」をつけてくれたおかげでなめくじの害は今のところほとんどない。畑仕事にはほとんど興味のない彼がこんなものを作ってくれるとは…
これは「なめくじ返し」をつける前
先週突然気温が上がり、「もしかすると畑のものが大きくなっているのでは♪」と出かけていったところ…
たしかにみんな育ってはいたが…ルッコラも、ミニ大根も、ミズナも、春菊も、そんなに大きくなっていないのにもうトウが立っていた…気温や日照時間の影響だろうか?? トウ立ちの時期は去年よりもずっと早い。
収穫してきたトウ立ちサラダやかきあげはおいしかったが、まだ沢山畑に生えているのをどうしよう…
トウ立ち野菜をうさんくさそうに見ているのは母猫。


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