里帰り日記の続き。
以前は成田空港で荷物を宅配便に預けて普通の電車で都内に移動していたが、もと同僚のM子に「空港リムジンバスの切符を往復で買うと地下鉄乗り放題パス二日分がついてくる」と教えてもらって以来荷物を持って空港バスに乗るするようになった。
たぶんそれでもリムジンバスを使うほうが少し高くつくのだろうけれど、とにかく乗り放題パスがあるのだから地下鉄に乗らなくては…
私が縁のある土地を通っている副都心線というのに乗ってみたかったのでこれに乗り、いくつかの駅で乗ったり降りたりしたのち雑司が谷まで行き「ずいぶん変わったなあ〜」ときょろきょろしながら護国寺まで歩く。
護国寺はその前を通ったことなら何千回もあり親しみはあるのだが、実はちゃんと本堂まで上ったことは一度か二度しかなかった。友達が四萬六千日の縁日で女義太夫をやるから行こうと誘ってくれなかったらそのまま一生来なかったかもしれない。
女義太夫(浄瑠璃 竹本越孝 三味線 鶴澤津賀榮)
演目は「増補忠臣蔵」という忠臣蔵の裏話のような話だった。観音様の奉納に忠臣蔵というのはちょっと不思議な感じもしないでもないけれど熱演にひきこまれてそういう疑問は消えてしまった。
場を立ち去りそびれてそのまま残っていると法要が始まり(いや法要のほうがメインイベントなのか)、四人の僧による太鼓の演奏と読経、そして本尊のご開帳があった。この太鼓と読経も迫力があり頭がくらくらした。
それからどこかで夕食をとってもよかったのだが、「この際だから四萬六千日のはしごで浅草寺にも行っちゃいましょう」と境内に出ていた屋台の焼きイカと私がスーパー「三平ストア」で買ったコロッケをささっと食べ(この二人はいったいなんだろう)、地下鉄で二度乗り換えて浅草寺に移動し、ほうずき市を冷やかす。
うかびあがるスカイツリー。その大きさにびっくり。
誘ってくれてありがとう!お互い四万六千日×2のご利益がありますように…

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