旅日記が続いて弾みがついたので、さらに去年の東南アジア旅行の話を続ける。
去年は胃腸の具合が悪くなったところでむりやりタイのチェンマイで旅行記を終わりにしてしまったが、実はまだ続きがある。
夕方宿のお姉さんがバイクでバスターミナルまで送ってくれ、そこから夜行バスの旅。
なんとなくまだ体の調子が悪いこともあって、何度目が覚めてもバスが同じ場所にいるような気はしたものの、これは変だ、と気が付くまで二時間ぐらいかかった。どうもバスが故障したらしい。真夜中で真っ暗なので場所はよくわからない。
「かわりのバスが来たから乗り換えて〜」とお兄さんに言われてやってきたバスに乗り込む。
…これも真夜中だったのでわからなかったのだが、夜が明けてから見回してみたら、座席も天井もパンダ模様のものすごい派手なバスだったことが判明。
夜明けの車窓より
パンダ模様の車内
でもエンジンはちゃんと動き、バスは東北の町コンケンにめでたく到着。バスターミナルでちょっと休んで
さらにタイ・ラオスの国境ちかくの町ムクダハーン行きのバスに乗りこむ。きっぷは170バーツ。
今度のバスはボロかった!
水田もあったが、赤土がむき出しになった土地が続く。
ムクダハーンはコンケンの真東にあるタイ・ラオス国境の町。
私がタイに住んでいた頃ここは正式な国境としてはずっと閉ざされており、ノンカーイという町から小さい渡し船に乗ってメコン川を越えてヴィエンチャンに渡るというのが一般的なルートだった(今は友好橋という橋がかかっている)が、現在はこちらの国境も再び開かれて、第二友好橋という橋でタイとラオスが結ばれている。
この地図のヴィエンチャンの手前がノンカーイ。話はずれるがタイ人やタイに住んでいた友達に「あなたの住んでいるマルメってどんなところ?」と聞かれたときに「隣国の首都の向かいにある町」という意味でノンカーイみたいなところだ、と説明するとみんなよくわかってくれる。
私もノンカーイから船でラオスに行ったことはあったが、今度の目的地はヴィエンチャンではなくてベトナムなので、東のムクダハーンの国境から入国して第二友好橋を渡ってみよう!と考えたのだ。
ムクダハーンの市場はインドシナの製品があふれていて面白い、と聞いていたがその日中にラオスに渡ってしまいたかったので市場見物は諦めてラオス行のバスのきっぷを買い、ターミナルでコーヒーを飲んで待つ。
これが切符。45バーツ。
ラオス行の時刻表
出発するとすぐに国境。入国審査は簡単に終わった。
メコン川を渡るところ。
ラオスに到着!

0