やっと夏らしいお天気がやってきたある日…
…といっても海で泳ぐほどの陽気ではない、と私は思ったのだが相棒はどうしてもビーチに行きたいというので別行動。私は友だちと外でお昼を食べることにした。
友だちのリクエストでオーガニックカフェに入る。店自体は狭いのだがこのお天気だから中庭でランチができる。
この店は有名で雑誌とかにも紹介されているせいか、既に座って食事をしている人たちの雰囲気がトレンディなオータナティブ系…おりしもプライドフェスティバルが開催されている週だったこととも関係がありそうな客層だった。(ゲイのカップルがいたということではなくて、「私たちプライドフェスティバルを支持します!」的雰囲気が漂っていたという意味。)
入り口に書いてあったサラダのランチを注文したところ、そこにあったサラダは
こんなかんじで、ひよこ豆三種(ホモス、トマト味で煮たもの、ハーブでからめたもの)、じゃがいも、パスタ二種、紫キャベツとリンゴ、いんげん、マッシュルーム、トマト、クスクス
これが冬だったらなにも言うことはないのだが、今は郊外の畑でも近所の家庭菜園でも生野菜がふんだんにとれるというのに、主にあったのが輸入された乾燥ひよこ豆の料理というのにはちょっとがっかり。りんごもこちらでは季節ではないから輸入だろう。
で、味はというと、ひよこ豆はまあまあ、じゃがいもはおいしかったけれどパスタはくたくたで水っぽく、いんげんはなぜかものすごく強烈にわさびが効いていて豆の味がしなかった。もしかしてこれは冷凍もの(オーガニックなのだろうけれど)なのかもしれない。
ちょっと素材に対する敬意とか季節感に欠けるのでは、などと思いつつ(全部食べたけど)そのトレンディなオーガニックカフェを後にする。うーん、わたしはオーガニックじゃなくてもいいからただ塩ゆでしたそら豆とかとりたてのサラダ菜のほうがいいなー
家に帰って来た相棒の話…一人でビーチに行き、寝ころぶのに選んだ場所がちょっと微妙な地帯だったようで、ほかの男性から好意的なまなざしを注がれた由。おりしもマルメでプライドフェスティバルが開催されていたこととも関係があるのかもしれない。

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