レモネードの屋台のお姉さん。

スウェーデンではレモネードというとただの甘い炭酸飲料が出てきてしまうことが多いけれどこっちのレモネードはちゃんとレモンをしぼって作っている。
広場の燻製チーズ屋さん。ハロウミチーズのようなぼそぼそした歯ごたえがあり、ものすごくしょっぱかったが燻製の薫りもきいていた。
通りかかったレストランの写真入りメニューにベリー入り餃子(いや、ダンプリングと呼んだほうがいいのか)を発見!今回は食べられなかったけれど次回は挑戦したい。
こちらのレモネードにはレモンがどっさり入っているようで羨ましい。
こんな優雅なレストランもあったけれど
二日目のランチにB子が私たちを連れて行ってくれたのは共産主義時代以前からある庶民の食堂Bar mleczny(ミルク・バー?)というところだった。同じような店が何軒もあるのだそうだ。
上の写真を撮った時はちょうど人の列が途切れていたが、人がびっしり並んですごい人気の食堂だった。まずこのレジのおばさんの所に並んで注文して支払いをする。するとおばさんがレシートに注文した料理の名前を書き込んでくれるので、それを持って次の列に並び直し、番が来たらそのレシートを渡してお皿を厨房のおばさんから受け取る、というシステムで、おばさんたちは全く愛想がなく、それが共産主義時代の食堂というイメージにぴったりはまっていた。
これは肉入り餃子(ベリー入りもあったのだが)
豚肉とキャベツの炒め煮(一口貰ったが両方ともとても美味しかった)
そして冷たいビーツのスープ!
それから、写真をとりそびれたが煮たビーツのつけ合わせはとろみがついていて甘くておいしかった。
これがメニュー。庶民の食堂のメニューにこれだけの種類があるということに驚く。スウェーデンだったら5種類ぐらいでメニューは終わるのではないか…
パスタやじゃがいも、ダンプリングやそばの実などの主食っぽいものや肉料理も選択肢があるが、素晴らしいのは野菜メニューが豊富であることだ。煮て味付けされた野菜だけでもキャベツ、ビーツ、人参、ほうれんそう、そら豆などがあり、コールスローのようなサラダもキャベツ、紅キャベツ、白キャベツ、セロリ、人参そのほかのメニューがある。 肉料理やダンプリングは10ズロチぐらいで、スープは3ズロチ、つけあわせ類は2.5-3ズロチぐらい。10ズロチというのは…300円ぐらい。
この充実のランチで大満足だったのだが、夜はさらにとっても美味しいものをB子夫妻のお宅でご馳走になる。メニューはポーランドとは全然関係のないクスクス料理。「ポーランドってアラブ料理とかがないから恋しくて」とB子。考えてみるとこの街に二日いたけれど、かぶりものをした女性を全然見なかったことに気が付いた。(マルモに住んでいる私の場合、そういうことは一日もあり得ない。)

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