インスタグラムのアースデーチャレンジというのに参加して、はや一か月近く経った。
まだシステムがまるでわからないインスタだが、その時につけたearth dayとかless wasteなどのハッシュタグのリンクをたどって、世界中でプラスチックのごみを出さないために取り組んでいる人の投稿をたくさん見ることができた。最初はとても面白かったのだが…
次のようなことに気が付いて、だんだん不思議な気分に…
そのたぐいの投稿をする人のほとんどがなぜか女性であること。ごみ削減に関心のある男性がいないわけはないのだが、インスタグラムと組み合わさるとこうなるのか。そしてその多くがベジタリアンであること。また多くが自分をミニマリストと呼び、自分の生活からあらゆるプラスチックを排除することに邁進していること。で、ミニマリストといいながら、なぜか目新しいお道具をもっていること。
「K」ではじまるアメリカのメーカーのステンレスのボトル(主に水を入れるため)の写真がやたらと出てくる。Yという社のものを持っている人もいるが、K率の高さには驚く。
オーストラリアのメーカーのKで始まる名前の持ち帰り用小型マグの写真も非常に多い。「どうして店でゆっくり陶器やガラスのカップに入ったコーヒーを飲まないんだろう」と思わないこともない。
そして、冷たい飲み物を注文するときのために持ち込む「メーソンジャー」と
ステンレスのストローもかなりの確率で登場する。「ストローを使いたくなかったらスプーンでがーっとまぜて一気に飲めばいいのでは?」という気もする。でもこれで台湾でプラスチックのストローが禁止されてもステンレスのストローでバブルティーをつるつると飲めるということがわかってちょっと嬉しい。
買物用のマルシェ籠や綿のエコ袋の他に、ビニール袋の代用として薄い化繊の巾着袋を持っている人も多いこと。このたぐいの袋がヨーロッパじゅうで売られているらしい。
マルメのお店で見たのはカーテン地のリサイクルで、小さいのが一枚30kr。「それ、買うんですか?」と言いたくならないこともない。
…ここまで来ると、「お約束」という言葉が頭に浮かんでくる。「私のzero waste kitはこれ!」といって買いたてのお約束の品々を並べた写真の投稿とかを見ると、だんだんしらーっとなってくる。そうやって「もっと買わなくちゃ衝動」に人間が屈服するからごみが出るんだと私は思っているのだが…
そうそう、アースデーの投稿をした後、二通の直メが来た。何とそれはステンレスの保存容器と竹のストローを販売する業者からの宣伝メールだった。「えっどうして??」と思ったが、たぶんこのアースデーチャレンジのハッシュタグをつけた私たち全員に送ったものだろう。
確かに竹のストローというのには惹かれるものがあるが、このダイレクトメールに釣られてしまうのはあまりに情けない。そして、ステンレスの食べ物入れは30年近く使ってきた四個の
韓国製キムチ入れや20年物の
タイ製弁当箱があるからもう間に合ってます。はは〜

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