以前来た時に工事中だったデパートの地下を覗く。
イギリス大使館だったところの跡地にできたのでEmbassyという名前だと聞いたおぼえがある。入るとPaulのカフェがあったりしておしゃれ感が漂う。(と思うのはヨーロッパの田舎から来た私の感想。その後もどこかでPaulを見たから、バンコクの人にとってはどうってことないものなのかも)
タイのショッピングモールにたいてい室内屋台街みたいなフードコートがあって、入り口でクーポンを買ってその食券を注文するときに渡すようになっているが、ここはエスカレーターで降りきったところに伝統衣装をまとった女性が待機していて大きめのプラスチックの札のようなものをくれ、「これでお買い物をなさってください。」と言う。「どうやって使うんだろう〜」と思いつつこの高級デパ地下を探索。
料理の写真がなくて残念だが、タイ料理を中心に食事、デザート、スナック、飲み物などが各種そろっていて、しかもまともに調理されているように見えた。まだおなかが空いていなかったので、食事はあきらめて「タウフワイローン」(豆腐花)を注文。するとお店の人が私の札をちょっと失礼、と取ってピッと端末にかけた。なるほど、そうやって最後にまとめて支払いをするシステムなのか。クーポンと違ってゴミもでないし払い戻しに行く必要もなくていい。
で、タウフワイをもらっていこうと思ったら「お運びいたしますのでお席でお待ちを」と言われる。おお〜レストランみたい!
運ばれたタウフワイはここのロゴ入りのシンプルな陶器に入っていた。豆腐花に生姜と黒砂糖のスープをそそぎ、さいごにこのかりんとうのようなカリカリ(甘くはない)をいれてふやける前に(柔らかいのが好きな人はしっかりふやかしてから)食べる。
うーん、以前はデパートの食堂といえばプラ食器、場所によっては使い捨てプラというのが当たり前だったのに、ここはとてもモダンだ。オリジナルの鶏のイラスト入りのホーローのお皿まで販売している。そして、このようなところが外国人観光客よりもタイ人でにぎわっているというところも時代の流れを感じる。
タウフワイは57バーツなり。日本円にすると200円弱?


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