もう一か所おしゃれで美味しいところに行った。
ショッピングセンターが立ち並ぶスクンビット通りの奥に入ったところにある「パトム」というオーガニックカフェで、ナコンパトムにある農場で育てた野菜やハーブを使った料理とお菓子が食べられる。オーガニックの手作りのスキンケア用品の販売も行っている。
このお店は以前プラスチックのストローの代わりにパクブン(空芯菜 朝顔菜、カンコン)とレモングラスを使っていると聞いて興味を持った。その時ホームページを見たら、使い捨てプラ容器に入ったランチが並んでいたのでちょっとがっかりしたのだが、来てみたら明らかな変化があった。
じゃーん!

なんと、市場のおかず買い出しにも活躍するお弁当箱ピントーにランチが入っていた。古い世代の人が見たら「なんでそんなものをレストランで使うんだ!」と目をむくんじゃないだろうか。
台の上に並んでいるピントーから自分の食べたいものを説明書きを読んで選んでレジに持っていくと温めてくれるのだが、これはステンレスだから電子レンジでそのまま温めているわけではないのだろう。いちいち中身を出して温めなおしているのだろうか??
私が行ったのは昼時をとっくに過ぎていた時分だったけれど、店内は満員でテーブルの席にはつけそうもなかったので庭が見下ろせるカウンター席をかろうじて確保する。
きれいな花数種類が入っているお米のサラダに惹かれたのだが、私の前にいた人が最後の一つをとってしまったので、きのこの炒め物とかぼちゃの煮つけを選択。
こういう野菜やキノコが入ったちょっと酸味のあるおかずは何という名前なのか知らないけれど、食べたことがある。でもこれは市場のおかず屋よりずっとおいしかった。トマトがおいしいというのも私の経験からすると珍しい。
カボチャの煮ものも炊き込みご飯も味付けが控えめでとてもおいしかった。
もう少しお客さんが少なかったらお茶もしていきたかったけれど、とにかく人が多く、しかもみんなが店のあちこちでポーズをとって自撮りをしまくっているので正直に言って落ち着ける雰囲気ではなかったのでそそくさと外に出る。
あまり大きくないが綺麗な庭があり、少しハーブなどを栽培しているコーナーもあった。
チョウマメの花。タイにもマレーシアにも昔からあったが十15年ぐらい前から突然おしゃれな食材として注目を浴びるようになった模様。
タイバジル、北部でよくみかける蓼の親戚、そして空芯菜などがあった。ちゃんと(?)虫食いがあって安心。そういえば空芯菜のストローがきっかけでこの店を知ったのだが、今はもう空芯菜のストローはもう使っていないようだ。なぜだろう。あまり実用性がなかったのか?

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