まだ写真は残っているのだけれど、2018年の旅日記はそろそろ終わりにする。
行く前に思っていた「プラごみを出さない」という課題はだいたい守ることができた。タイでもマレーシアでも同じようなコツがあり、それがつかめればあとは簡単だったのだ。
そのコツというのは、「庶民的な所か、常識のあるお客のいそうなところを選んで買い物や飲み食いをする」ということだ。庶民的なお店はお客にたいして鷹揚で、自前の容器に入れてほしいと頼んだり、ストローを断ったりしても変な顔はされないが…
たとえばここ
中途半端な所(たとえばショッピングモールの中)では使い捨て容器以外の選択肢が許されないことがあった。説得できなかったのは残念だけれど、「プラ容器をいやがる変な外国人が来た」ということを覚えていてほしい。
…と書くとこのまま分裂が固定してしまうのかと思われるかもしれないが、バンコクに関していうと、中途半端な層は双方に飲み込まれて縮小していくような感じがした。ショッピングモールのフードコートの使い捨てプラ容器が衛生的だと歓迎され続ける時間はそう長くないだろうし、マレーシアもこれに続くだろうと思う。
旅の最後の日にバンコク郊外で豚足の店をのぞいていたら、壁に「使い捨ての容器での持ち帰りには10バーツいただきます」という張り紙がしてあった。素晴らしい!こういう店が増えてピントーでの買い出しが復活してほしい。(写真はバンコクの庶民的ではないレストランのピントー)
プラごみなしの旅を可能にしてくれた功労者のグッズたちはというと、
1.トラベルマグ ペットボトルを買わずに済んだし、広口で熱いもの冷たいもの(ある時はデザートも)入れやすく、持ってもやけどしないので便利(ただし保温性はあまりないし横にすると漏れる。前も書いたようにBodumはこのプラスチックのタイプはもう作っていない。)
2.一食分が入るタッパーとタレ用の瓶(これがないと困る)タッパーが嫌いな人はぜひピントーを!
3.せっけん(重曹やオイルも使ったがやっぱり石鹸は万能)
4.各種の袋(布、化繊)
今回は泊った宿ほとんどにお湯のサービスがあったのでコイル湯沸かしは2度しか使わなかった。
最後にマレーシアで食べたカリーラクサ、トセ、そしていつもの店の板麺の写真も。
モダンになり、私がいたころとはずいぶん変わった東南アジアだけれど、人は相変わらずナイスで優しく、おいしいものは相変わらずおいしい(スウェーデンとは全く比べものにならないほどおいしい)ということを再びかみしめた旅だった。

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