
県厚生連労組とJA高知病院、県医労連(田口書記長)は、合同で高南食品を視察しました。下請けを前提とせず、高南食品が開発した真空パック方式の現場を視察することが目的。イオン高知の南側にある4階建ての本社と工場を訪問。1Fで材料を搬入し、3Fで加熱調理、真空パック化。2Fで盛り付け作業。1Fに降ろして搬出という流れ。
勤務前の健康チェック、エアーカーテンや長靴の消毒、床掃除など衛生面には細心の注意を払っているとのこと。
会社組織としては、高南食品(株)と高南メディカル(有)と分かれていますが、量販店向けの惣菜部門と医療部門の作業は同一工程で行われています。
病院給食部門はこのところの診療報酬の改定で、どの会社も苦戦しており、撤退するところもあるとのこと。1〜2%のところで利益をめざしている。食材の高騰で大きく左右される。現在は、全面委託だけをめざしているのではない。病院、施設とわれわれがともに生き残っていけるような提案をしている。食材管理やNST支援などのサポート体制を強化している。
真空パック化で本社での労働の比重が高まったが、現場での人材確保は現在でも課題とのこと。病院から本社へは、食数による注文であり、キザミ食等の細かい対応は、現場になる。
在宅配食部門は、年商7〜800万円程度、ということ。(詳細は別途報告します)

これは、宅配用の袋詰め作業。真空パック化された小袋を1食分の袋に詰めています。病院給食の場合には、この小袋が20人単位ぐらいの大袋の真空パックになるとのこと。

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