
4月25日、改憲手続法強行反対の日本医労連の中央行動に参加。
小雨の中参議院議員会館前で集会。
その後、四国の仲間と一緒に議員要請。
連休中にも特別委員会、本会議を開催し、5月3日までに何としても成立させようという見え透いた思惑。国民生活を心配しての連休返上の“慣例破り”なら歓迎だが、政治的思惑からの強行に過ぎない。
その後、医労連主催の「靖国神社見学ツアー」に参加。
翌日だったと思うが、NHKの「クローズアップ現代」で城山三郎氏の特集をやっていた。
「水中特攻」の生々しい展示物を見てきた直後でもあり、水中特攻での軍隊生活が作家活動の原点という城山氏の生涯に、人間を押しつぶして省みない軍隊や国家の歪んだ意思の空恐ろしさを思い知らされた。
靖国は政府や天皇のために戦死した人の魂を慰めるだけでない。
お国のために自ら命をささげる装置としても必要不可欠なものであったのだ。
戦死した人々の天にさまよう魂を招魂し、神として靖国に祀る。招魂のために必要なものとして名簿が作られる。遺族の意思ではなく事実上国家の意思として。名簿作成から招魂、合祀の過程は、靖国神社の中核をなす宗教行事なのだ。
イスラムの自爆テロ同様、“大儀”のためとは言え自ら命を捧げるためには、神になる仕組みが必要たっだのだ。
また、国家利益のためには人の命を命とも思わない野蛮国家の汚名をまぬかれるためにも、神になる(したてる)作法が必要であり、それが靖国だったのである。
靖国の境内にある「遊就館」の展示室には「神々の写真」が掲げられている。その神々の中にA級戦犯の東条英機の顔写真を見つけた。問題の神々だ。
そのプレートには、「法務死」と書かれていた。


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