初の長距離バイクツーリングなのだが、全く未経験の領域だった。
とりあえず、今は休刊中の『アウトライダー』を参考にしていろいろと
準備をする。
まずはカメラ。
当時はデジカメなんてものは市販されておらず、フィルムカメラのみ。
一眼レフとコンパクトカメラの2つを用意。
さらにカメラ屋で24枚撮りフィルム10本パックを購入している。
カメラ用電池と単四電池も購入。
ちなみに一眼レフはミノルタのα7000。
単四電池を大量に消費したので、かなりの本数を用意していた
はず。
デジカメが当たり前の今からすると、カメラの用意だけでも大変
だったのだ。
ツーリング用バックやカメラバックも購入し、ZRX400に搭載して
固定方法をいろいろと試して検討したりしていた。
この時に購入したカタビラは今も使っている。
あとは乗船券の予約、お金の用意、地図類の用意などなど・・・。
そして準備を終えて出発当日を迎えた。
◆平成7年(1995年)9月22日(金)
記録によると、18時頃に自宅を出発。
阪和道〜近畿道〜中国道〜舞鶴道(当時。今は舞鶴若狭道)で
舞鶴に向かう。
しかし、吉川Jct付近でガソリン残量が少ないことに気が付く。
出発前にチェックして満タンにしておけよと・・・
丹南篠山口IC近くでレッドゾーンにかかりそうになった。
西紀SAのGSが営業しているか分からないので、篠山口ICで
一般道に下りる。
時刻は19時半頃だったので、一般道沿いなら営業しているGSが
あるはずだ。
少し走ると営業しているGSを発見し無事給油。
篠山口ICから再び舞鶴道に入り北上した。
当時の舞鶴道の終点であった舞鶴西ICで下りて舞鶴市街へ。
ところが舞鶴港が西港と東港に別れていることを知らず、
確か西港に行って間違いに気付いて東港に行ったように思う・・・。
給油騒動や舞鶴市街での迷走があったが、21時半頃に舞鶴FTに
到着した。
この日に乗船したのはフェリー『らいらっく』。
昭和59年(1984年)から舞鶴・小樽航路に就航しているフェリー。
乗船手続きを終えたあと、同じく北海道ツーリングに向かう
ソロライダーさんと話し込み意気投合。
以後、小樽到着まで船内での行動を共にすることになる。
22時15分頃にフェリーに乗船。
そして23時30分、フェリー『らいらっく』は定刻通りに出港した。
>>つづく

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