■中国から帰国すると、実家から、「
いかなごの釘煮」が届いていました。毎年、春のこの季節になると届けられます。これを、熱い御飯の上にのせて食べるのです。生姜がきいた甘辛い味がなんともいえません。あるいは、
呑んで帰って、ちょっと小腹がすいたとき、茶碗半分程度の御飯の上に乗せてお茶づけにしてにして食べるのもいいですよ。おいしいで〜す(写真の腕が悪く、うつりはイマイチですけど…)。
■いかなご とは(イカナゴってカタカナで書きたくない)、すずきの仲間の魚です(すずき目いかなご亜目いかなご科)。私の生まれた兵庫県の神戸や明石などの地域の家庭では、春になると、この いかなご の新子を使った「
いかなごの釘煮」をつくっていただくのです。材料は、新鮮な いかなご 、濃口醤油、砂糖、酒、みりん、生姜。いたって、シンプルな料理です。
■関西人の私は、暖かみを増した風のなかに春の香りを感じ、テレビでは相撲の大阪場所を見て、そしてこの「いかなごの釘煮」をいただくと、「ああ春やな〜」という気持になってくるのです。
■もう、大相撲の大阪場所は終わりましたけど…、中国からの帰り大阪の地下鉄で
高砂部屋の一ノ矢さんという相撲界で現役最年長力士(45歳)に出会いました。司馬遼太郎をお読みになっていました。なんだか、嬉しかったです。
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兵庫県漁連のイカナゴの紹介
神戸のAM放送局「ラジオ関西」(558KHz)の「イカナゴ水揚げ速報(録音)」も聞くことができます。まあ、こんな速報がでるぐらい、神戸や明石の人びとの いかなご に対する関心が高いというなんでしょうね。
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いかなご漁といかなご の生活史
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「いかなごの釘煮」の作り方

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