(ずるずると記事を書き進めてきましたが、やっと終了いたしました。)
■先日、岩手に出張するさいに、東京で多摩ニュータウンの視察をする予定にしていたのですが、「せっかく東京にいくたのだから…」ということで、ブログでお世話になっている皆さんにもお会いしてくることにしました。朝、7時前の新幹線にのり、まず東京でむかったところは墨田区京島です。この京島は、もともと工場と住居が混在する東京の代表的な下町のひといえるでしょう。そして、災害・高齢化(墨田区は約20%、京島は約26%)・定住人口の減少・産業の衰退・木造密集市街地などいわゆるインナーシティ問題にも直面している地域でもあります。そのためでしょうか、駅前では再開発が急ピッチで進められています。
■この再開発については、お世話になっているmasaのブログ『Kai-Wai散策』のなかでも取り上げられています(「
人無町景色(5)」「
曳舟駅前の再開発」等)。たしかにインナーシティ問題は都市にとって重要な課題ではありますが、masaさんのブログを拝見していると、インナーシティという概念で、すべてを包み込むことで、逆に様々な問題が見えなくなっている危険性を感じてしまいます。「ハード」の問題ばかりが論じられて、その裏にひっそり存在している「ソフト」の問題がよくみえてこないのです。
■まあ、そんなことを考えながら、私は京島にある「LOVEGARDEN」さんにむかったのでした。こちらのお店、『アースダイバー』的にいえば、「私たちは環太平洋的モンゴロイドなのだ!」と思わず叫んでしまいそうになる、素敵なご夫婦が素敵なお店を経営されているのです。