
■ちょっとピンボケですが…。浙江省の寧波市で一番大きい書店は、新華書店で撮影したものです。新華書店ってのは、昔から(といっても解放後)中国にある国立の書店です。全国にある支店は、1万を超えるといわれます。その新華書店に資料を買い求めにいきました。そして、たまたま海外文学の棚の前を通りかかったとき、村上春樹の翻訳シリーズがめについたのでした。中国では、村上春樹、大変人気があるんですよね〜。この書店で気がついたのですが、『海辺のカフカ』は店頭に近いところに平積みにされていました。中国語では、『海辺的卡夫卡』と書きます。
■棚にならんでいた本を、それぞれ逆に日本語に翻訳するとどうなるでしょうか?一番左から見ていきましょう。少し前後したり重なったりしますが、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(世界尽頭与冷酷仙境)、『ダンス・ダンス・ダンス』(舞!舞!舞!)、『スプートニクの恋人』(斯普特尼克恋人)、『TVピープル』(電視人)、『回転木馬のデット・ヒート』(旋轉木馬鏖戦記)、『風の歌を聴け』(且听風吟)、『レキシントンの幽霊』(列克星敦的幽霊)となります。ここにはありませんが、村上さんのエッセー集『村上朝日堂の逆襲』などは『村上朝日堂的巻土重来』となるようです!!「捲土重来」(「巻」と「捲」が違いますが…)ですからね。なんだか、すごいです〜。