
■このブログ「環境社会学/地域社会論 琵琶湖畔発」では、「環境/まちづくり」の話題を中心にお届けしています。今日は、いつもとは少々違うことを書かせていただこうと思います。このブログでは、これまで扱ってこなかったことです。しかし、ある意味、ストレートに「環境/まちづくり」にかかわることです。
■超・売れっ子の内田樹さん(神戸女学院大学)が、先日の朝日新聞に「橋下大阪府政」についてコメントされていました。内田さんのブログには、きっといろいろ書いてあるだろうと思いチェックしてみました(このブログも有名ですね)。ありました、「
橋下府政三ヶ月目の総括」。こう書かれています。政治の問題が金の問題に矮小化されている、ということでしょうか。
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「政治というのは金の分配のことである」というのがこの人の信念らしい。その点では、「金で買えないものはない」とうそぶいた堀江貴文や「金儲けは悪いことですか?」と獅子吼した村上世彰と同系列の人物と見てよろしいであろう。「金の全能性」への信仰が血肉と化しているという点で「魂の兄弟たち」である。だから、メディアや府下の市町村が「金の分配の仕方」について批判したり、異議を唱えたりしている限り、「政治とは金の分配のことである」という橋下イデオロギーはますます強固なものになる。
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■さて、橋下府政をどのように評価するのか、立場によって様々でしょうが、内田流でいえば「政治とは金の分配のことである」というイデオロギーにとらわれた橋下府政の大阪の地域社会で何が起きているのか。私のまわりにもいろいろ発言されている社会学者がおられます。