
■1998年の4月から2004年の3月まで、私は岩手県の盛岡市に住んでいました。とっても素敵な街でした。以下は、あるところに掲載した、その盛岡の地域づくりに関して書いたエッセーのイントロです。ちょっと気合が入っています。
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北上盆地の最北端に位置する盛岡。この街を訪れる人々の多くが、「盛岡は美しい街だ」という。市民も、自分たちの住むこの街を「潤いがある」と評価する。岩手山をはじめとする周囲の山々の緑が盛岡の街をやさしく包み込み、街のなかを北上川と中津川が流れる。盛岡が「杜と水の都」と謳われるのは、豊かな自然と人々の日常の暮らしとが隣り合わせに存在しているからである。このような自然条件が生み出す魅力に、盛岡の歴史性がさらに深みを与える。盛岡は、南部藩20万石の城下として約400年の歴史をもつ。現在でも市内の各地に、昔の商家のたたずまいを残す町並みや、明治以降の時代の面影を残す近代建築をみることができる。
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■ところで、この盛岡市の青年会議所が、豊かな自然と郷土愛あふれる元気な盛岡を歌に…ということで、市民参加型「もりおかの歌」制作プロジェクを実施し、このたびお披露目の運びとなりました。