
■新聞で発表されましたから、ご存知の方もたくさんいらっしゃると思いますが、先日、私の勤務先の龍谷大学では、映画監督である黒澤明の創作ノートや映画台本などを閲覧できる「
黒澤デジタルアーカイブ」を公開しました。すでにアーカイブ化が完了したものが27,431点にものぼるようです。そして今回は、そのうちの約2万点がネット上で公開されているようです。私は、黒澤監督の熱烈な信奉者ではありませんが、自分の勤務先のこのような取り組みには、強い関心を持たざるを得ません(詳しくは、こちら)。
■今回、黒澤プロダクションと龍谷大学とのコラボが誕生した背景には、龍谷大学が開発してきたデジタルアーカイブの存在があることはいうまでもありません。詳しくは、「
古典籍デジタルアーカイブ研究」のホームページをご覧ください。ここでは、龍谷大学のホームページにある、「古典籍デジタルアーカイブ研」に関する解説からから少し引用してみたいと思います。
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龍谷大学は、寫字台文庫や大谷文庫といった古典籍、長尾文庫などの社会科学関連の貴重資料、
大谷探検隊の将来品など、
世界的な文化遺産を有しています。これらを整理分類・保存し、永く後世に伝承することは本学に課せられた課題です。
古典籍デジタルアーカイブ研究センターは、このような本学所蔵品の原典情報を、最先端の電子技術を利用し、超高精細デジタル画像に変換し、整理・分類した上で、必要によりインターネットなどで公開するシステムを研究します。
文部科学省学術フロンティア推進事業として2001年に採択された、本学の独自性を活かした高度先端科学技術研究事業です。
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