■勤務している龍谷大学は、吹奏楽部が大変有名です。全国大会で7回の金賞を受賞するなど、その実力も高く評価されています。私は、龍谷大学に勤務して今年の春で7年目になりますが、ずっと吹奏楽部のコンサートにいったことがありませんでした。教職員はチケットが手に入りやすいということもあり、以前のことになりますが、昨年の年末12月23日、「滋賀県立びわ湖ホール」の大ホールでの定期演奏会を聴きにいったのでした。私は、学生時代オーケストラに入っていたこともあって、以前は、アマチュア・オーケストラの演奏会によく行っていましたが、吹奏楽の定期演奏会は、あまりいった経験がありません(というか、1回だけだと思う…)。実際に聴いてみて、大いに感動しました。自分の勤務先の大学ですが、レベル高いな〜と感心しました。吹奏楽のサウンド、私にはとても新鮮でした。
■メインは、ショスタコーヴィチ交響曲第5番「革命」の第4楽章です。大変有名ですよね。当然なのですが、吹奏楽のために編曲されたものです。「オケで弦楽器が演奏する部分は、こういうふうになるのか〜」とか、「弦楽器の細かなバッセージを、管楽器ではあんふうに吹くのか…」って感じで、私自身の吹奏楽のイメージもずいぶん変ったし、勉強にもなりました。また、吹奏楽の演奏会のプログラムの「構成」の仕方や「演出」にも、吹奏楽固有の文化のようなものがあるんだなと思いました。当日の曲目は、以下の通りでした。ある部員に聞いた話しですが、インフルエンザの関係で、当日、予定とは違う部員が演奏した…だから「あれっ…?」という曲もありましたが、全体としては、素晴らしい演奏会だったと思います。
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○ 祝典序曲 (ドミトリ・ショスタコーヴィチ/編曲:上埜 孝) 賛助出演:大津シンフォニックバンド
○イギリス民謡組曲 (レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ)
マーチ-日曜日には17歳
間奏曲-マイ・ボニー・ボーイ
マーチ-サマーセットの民謡
○風紋(原典版) (保科 洋)
○ アルメニアンダンス・パートI (アルフレッド・リード)
○ ウィリアム・テル序曲 (ジョアッキーノ・ロッシーニ/編曲:淀 彰)
○ トランペット協奏曲 (アレクサンドル・アルチュニアン/編曲:上埜 孝)
○ 交響曲第5番「革命」第4楽章 アレグロ・ノン・トロッポ (ドミトリ・ショスタコーヴィチ/編曲:上埜 孝)
○アメイジング・グレイス (編曲:井澗昌樹)
指揮 若林義人
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