
■一昨日のこと、研究室で博士課程の院生の指導をしていると、突然、同僚のHさんが入ってこられました(もちろん、ノックされましたけど…)。H先生が準備を進めておられるシンポジウムのチラシが刷り上がったということで、わざわざもってきてくださったのです。
「街づくり・ジャズフェスティバル・バリアフリー」というシンポジウムのチラシです。私が参加している地域SNS(「おおつSNS」)にHさんも参加されています。Hさんは、一昨日のそのSNSの日記に、このチラシが刷り上がったということをお書きになっていました。私は、大学の仕事の上で、このシンポジウムを応援する立場にありますので、このプログでも告知させていただこうと思います。
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6月18日(金)、龍谷大学瀬田キャンパスの8号館102号室で、このシンポジウムは開催されます。Hさんからいただいたチラシには、次のような説明が入っていました。
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この国の90年代は「失われた10年」と言われ、街から活気がなくなった10年でした。
しかし、そのような時代だからこそ新しい動きが生まれます。人びとがみずから街をジャズで染め上げようとする音楽の祝祭。そのさきがけとなったのが「定禅寺ストリートジャズフェスティバル(JSF)」。このJSFから障がいのある人もない人も参加できる「とっておきの音楽祭」が誕生しました。そして昨年、大津の街でも、「第1回大津ジャズフェスティバル」がおこなれました。
このシンポジウムでは、市民が中心となって運営する三つの音楽フェスティバルの代表者を招いて、音楽による街づくり、人づくりの可能性を話し合います。
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■…ということで、このシンポジウムでは、仙台の定禅寺ストリートジャズフェスティバルの実行委員長佐々木和夫さん、とっておきの音楽祭のチーフ・プロデューサーの菊地昭典さん、そして私も参加している大津ジャズフェスティバルの事務局長の田渕誠一さんを招いて、街と音楽と人について考えていくことになっています。ところで、このシンポジウムは「龍谷大学社会学部・共生社会研究センター」の主催でおこなわれます。
■少し、このセンターについても説明します。龍谷大学社会学部では「現場主義」という理念に基づき、教育と研究に力を注いできました。開学部20周年を迎えたという節目を迎え、改めてこの「現場主義」という理想に立ち返り、社会に開かれた形で「実践知」を創造し、人材を育成し、卒業生ならび地域社会との教育研究ネットワークの形成することを目的に、2009年4月、「共生社会研究センター」は設立されました。