このエントリーは、私がかつて運営していたブログ『大津まち歩記』のエントリーを転載したものです。詳しくは、「こちら」をご覧ください。
■「大津まち歩記」の「お引っ越し大作戦」の第三弾「残された樹」です。2005年8月20日のエントリーです。ちなみに、前回の「引っ越し」は2009 年10月20日ですから、今回までに1年ちょっとかかっていますね〜。なんとも…いやはや…なのです。
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2005/08/20 00:28
【3-まち歩記】大津のまちを歩いていると、最近は、大きなマンションがめにつきます。これについては、いろいろ理由があるのですが・・・。それについては、またいずれ。少し大きめの町家一軒程度だと、5階建てのワンルームマンションのようなものになるのですが、大きなマンションを建設をするためには、それなりのまとまった土地がいります。ここは、浜町です。かなりの大きな土地です〜。不思議なことに、整地された土地のまんなかに、どういうわけだか、樹が2本、伐採されずに残されています。不思議だな〜。向こうに見えるのは、琵琶湖ホテルです。大津のまちなかからの琵琶湖への眺望をふさぐようにドーンとたっていますね。
さてさて、樹の話しに戻りましょう。僕は、開発の圧力の高い都市であるにもかかわらず、そこに残った樹木(巨木)に強い関心をもっています。都市巨木マニアというほどでもないのですが・・・。まあ、ほどほどに関心があるわけです〜。そのような関心からすると、この2本の樹はとっても不思議なのです。これは、意図的に残しているとしか考えられません。
ところで、この土地はいったいどんな建物がたっていたのでしょうか?よくわかりません。大津市立図書館にいってみました。司書さんにお願いをして、大津市立図書館に保存されている住宅地図で一番古いものを書庫から出していただきました。昭和47年の住宅地図です。調べみました。わかりました。ここは、滋賀銀行の社宅があったところなのですね〜。地図では、その社宅(集合住宅)の形は、アルファベットの「E」のような形をしていました。
この2本の樹は、この「E」の横棒の隙間のようなところに生えていたのでしょうか。この社宅の記憶を刻んでいるのでしょうね〜。で、この社宅の跡地はどうなるのでしょうね〜。やはりマンションですかね。
(2005/8/17撮影)
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