
■私は、普段、ウイスキーを飲むことがありません。真冬以外は、ビールから日本酒、それも日本酒へと移行していくパターンでしょうか。夏は冷酒ですが、それ以外は、たいがい燗酒です(もっとも、汗が滝のように出てくる真夏はビールだけ)。ただし、行き着けの呑み屋にキープしてあるのは芋焼酎です。人と一緒に呑むときは、ビールから芋焼酎のロックや湯割りに移行していきます。というわけで、普段、ウイスキーを飲むことはあまりないのです。
■酒に関してはそんな感じのパターンなのですが、昨日、ついついウイスキーを買ってしまいました。サントリーのオールドです。国産ウイスキーの代表格の一つですね。オールドに対しては、子どもの頃に刷り込まれたせいか、どうしても「高級」というイメージがあります(昔、ウイスキーの値段が高かったのは酒税の関係もあります)。子どもの頃、父が自宅で呑んでいたのは、オールドではなくて、もっと安いサントリーのレッドでした。当時、我が家には、アンクルトリスが描かれたグラスが山のようにありました。レッドを買うと酒屋がおまけにつけてくれたものです。父は、そのグラスにレッドをつぎ、そのうえに水道の水を蛇口から直接に足して、「水割り」にして飲んでいました。オールドは、自宅で飲むウイスキーではありませんでした。たまに、お土産にもらってきたり、お歳暮で贈られてきたものがありましたが、普段は、我が家のばあい、いつもレッドでした。
■自分が酒を飲み始めるような年代になっても(70年代後半)、私の記憶のなかでは、「洋酒」といえばオールドだったような気がします。ダルマとよばれるオールドが、店のカウンターの棚にズラリとならんでいたのを思い出します。まあ、金を出すのであれば、もっと違うお店もあったとは思いますが、私の経済力でいくことのできる範囲の店では、頑張ってもオールドでした。私の世代では、トリスバーにいくということはありませんでした。トリスバーについては、
こちらや、
こちらを参照なさってください。このあたり、ちょっとした年代の差で、行く店や飲む酒にも差が出てきますね。