
■「親馬鹿ちゃんりん 蕎麦屋の風鈴」的エントリーです。「親馬鹿ちゃんりん 蕎麦屋の風鈴」とは、こういう意味です。説明ですが、以下の通り。「明治10年(1877)ごろ、おやまかちゃんりん節が流行した。『串をさしたがる煮込みのおでん、やっぱり士族の商法だんべ、オヤマカチャンリン』は、その一つ。『おやまあ』と言った言葉にかぶせて、親馬鹿を『おやまか』としゃれたもの。そば屋の風鈴は口遊びにすぎず、夜売りの風鈴蕎麦から出たもの。当時のもり・かけの値段は八厘」。まあ、そういうわけでして…すみません。
■長女は建築を勉強しています。その長女が勉強している大学(工学部・建築)の卒業制作展が、4月の初旬、神戸にある兵庫県立美術館のギャラリーで開催されました(4月からは、大学院に進学しています)。私は建築のことはまったくの素人ですので、学生の皆さんの作品をどこまで理解できているのか、よくわかりませんが(おそらく、まったくダメ)、若い学生の皆さんの熱い思いが込められた制作展だったように思います。私の印象ですが、その多くが私などの頭で思いつかないようなアイデアで、かなり規模の大きな設計も多く、なかには私が子どもの時代の少年雑誌に描かれていた「未来都市」を連想するようなものもありました。そのような卒業制作展示のなかで、長女のものは一風変わっているなと思いました。彼女は、奈良に生まれ奈良に育ったこともあり、奈良の町をテーマにしたいと考えていたようです。ちょっと"古風"な感じですかね。以下は、彼女の卒業制作のコンセプトのようです。
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スケールの大きな奈良とスケール小さならのぶつかる敷地で
奈良で現代に続く文化を通じて生活者と訪問者が交流する
空間の質の変化-層-を顕在化させる
層によって訪問者と生活者の間のやわらかなクッションをつくる
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■同級生が
こんな建築を話題にしているときも、そのような話題になっている建築にはあまり関心を示さず、
こんなのや、
こんなのに関心を持つようなタイプのようですし、そういう元々の傾向が卒業制作に影響しているのかもしれません。