ちょっと前の記事で紹介させていただいた、この本について、
強迫 くもりのち晴れ ときどき雨 梨本恵里子 (著)
前は、私の強迫体験部分だけの簡単な説明だけで、全体的な感想等をまだ書いていませんでした。
ですから、今回どこまで感じた事を表現できるか分かりませんが、再び この本について書いてみたいと思います。
あくまで これは、私が感じた事なので、著者さんの意図とは少しずれているかもしれません^^
この本は、単に、この治療が良いという マニュアル本ではなく強迫性障害が治るとは どういうことか、自分なりの治るを問い、みつけていく本です。
本の前半では、8名の方の体験が載っていて(私は8番目にでていますよ^^) 、その症状や体験もさまざまで、治療や、良くなっていく過程も、みんな違うのです。
人は、今までの成育歴があり、家庭環境も社会環境も全く違う場所で生きています。
その中で 一人一人 違った尊い人格を日々育んでいき、強迫性障害が治っていく過程においても、この環境や 人格は 無視できず、大きな関わりを持ち、悪化、改善に影響もします。
本人が強迫性障害だけでなく、子供が強迫性障害、その他の家族の方が強迫性障害の体験もあり、
その体験の中には、親が子を思う気持ち、子に対する接し方、親子間の葛藤 家族問題・親子問題、一緒に住む兄弟姉妹への影響、そして社会との関わり、と人間模様が多々見えてきます。
この本に出てくる、一人一人の生きざまは、今この病にに苦しんでいる方が 強迫性障害とともに生き、向き合っていく事の参考にもなると思うし、側にいる家族の方の関わりについても 参考になると思います。
強迫性障害の為今どう生きていいか分からない方、先が見えず、絶望の中をさまよい歩いている方々の 手に私は届いて欲しいです。そして 自分なりの治るを探して欲しいです。
うーん、強迫性障害だけでなく、出来れば他の心の病で苦しんでいる方にも、 多く届いて欲しいですね。
そうだなぁ。繰り返しになりますが、親子間、家族間の関わり等 生きる と言う事についても 考えさせられる本などで、心の病でない方も、是非手にとってみて欲しいと感じます。
・・・・・・・・・・・・・
で 補足ですが、私がこの本の取材をうけたのは、2007年の5月の事で、かなり前の事になります。 ですから、本の内容 私の考え方 状況には 少しずれが生じており、後半の最後の所で 少し 訂正は、してもらったものの、
本文の殆どは、3年前の 状況での記述で 現在とは 少し違ったものもあります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一人一人の記述は 数ページで その背後には 書かれていない多くの 人生があるわけですが、 こうした短い文章の中にも、内容濃くまとめていただいた事には、とても感謝をしています。
一時は もう出版は、無しか?? そんな事も心配しましたが、時間はかかったけど、無事出版され良かったです。
まゆまゆのカウンセリングルーム/相談室
まゆまゆのメインブログ
ブログランキングに参加しています。↓クリックしてね〜
良かったらポチッて押してね。

9