久しぶりに、月曜日以外の祝日がきました。
3月21日(火)の祝日です。
例によって、ノブは朝から「お父さん会社。」を連発しています。
自分は祝日で家にいるスケジュールなのですが、父が家にいるというスケジュールはないのです。
何回か説明して、ようやく「お父さん家。」の言葉を得ることができました。
この状況を解かっている私らはいいのですが、ノブの特性をまったく知らない人がこの状況を見たらどう受け取るでしょうか。
「お父さんが嫌いなのか。」「なんと薄情な息子だ。」「冷たすぎて、お父さんがかわいそう。」などなど、いろいろな思いが浮かぶことでしょう。
ノブは、ただ自分のスケジュールの中に「お父さん休み。」がないので「お父さん会社。」と言っているだけです。
父に対する嫌いとか拒絶の思いはまったくありません。
人は言葉で傷つき、傷つけられるものです。
ノブの特性がわかっていないと、とても傷つくでしょう。
現に、今までにノブの言葉で傷ついた人がいるかもしれません。
「ノブくん。私好き?」と突然聞かれてもとまどってしまします。そのことに答えるというスケジュールがないのですから。
まして、気の利いたおべんちゃらを言うことはありません。
「なし。」「ありません。」とノブに拒絶されて、嫌われているんだと思い込む人もいるでしょう。
ノブはしゃべらないので、その特性を人に知ってもらうには何らかの手段が必要です。たとえばサポートブックのような。
ノブの特性を知ってもらうと、「なんだ。嫌いで言っているんじゃないんだ。ただ、自分のスケジュールにないからとまどっているんだ。」と理解してもらえると、思います。
子供の言葉に傷ついたり悩んだりしている人はけっこういるんじゃないかとおもい、「お父さん会社-2」を書いてみました。

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