2ヶ月ほど前になりますが、妻の講演に付き合って、ノブと妻と私の3人で隣の県へ出かけました。妻が講演している間に私とノブは近くの動物園へ行くことにしました。
時間は約2.5時間。動物園はかなり広いので2.5時間くらいであれば、楽に時間をつぶせるだろうと甘くみていました。
ですから、QHWもキッチンタイマーもノブ専用のカウントダウン腕時計も持たない状態で動物園に向かいました。
最初の30分くらいは、アシカとかペンギンを見ていました。
その後から、ノブの「おうちへ帰る。」コールが始まりました。まだ2時間も時間を過ごさなければなりません。
まず、動物園のパンフレットを見て何種類の動物がいるかを調べます。
次に、見る動物のリストを作成します。
幸いなことに動物はたくさんいます。一つ一つ見た動物をチェックしてまわります。こうしているうちに時間がくるだろうと思いました。
ノブの足取りがだんだん速くなり、一つの動物を見る時間が短くなってきます。
一つの動物を見る時間を5分に設定し、その動物の檻に着いてから5分間時間を計ります。
5分経てば次の動物に移ります。
5分間計る時計は私の腕時計を使い、5分間長針が動くのを待ちます。
ノブは、動物よりも腕時計を見張っています。それでも、「この動物は何ですか?」と聞くと、ちゃんと「。。。。。」と正確に答えてくれます。こんな動物の名前をいったいどこで覚えたのでしょう。
こうやって過ごしているうちに予定の時間がきたので動物園を後にして、妻を迎えるために講演会場へ向かいました。
なんとか工夫をして時間を過ごすことができましたが、ノブは動物園をどれくらい楽しんだのだろうと思うと複雑です。
「最初の30分は楽しみました。後の2時間はひたすら待ちました。」といったところでしょう。
ノブは動物がえさを食べるところが好きなので、アシカが魚をもらって食べているところはズーっと集中して見てました。
30分でも楽しんでくれたから良しとしましょう。


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