先週の土曜日は、それぞれの我侭な思いでスケジュールが立て込んでおり、朝からバタバタしていました。
父のスケジュールは次のとおり。
朝早起きをして空港へ。
チャーター便を撮影した後一旦自宅に戻る。
妻を12時までに映画館へ送っていく。
14時30分まで時間があるので時間つぶしに再び空港へ。
14時30分に映画館で妻を乗せ家に帰る。
妻を映画館へ送っていく時からは私がノブのサポーターとなります。
ノブに伝えたスケジュールは次のとおり。
1.お母さんを映画館へ送っていく。
2.ローソンのおにぎりを食べる。(昆布と高菜おりぎりと缶コーヒー)
3.空港へ行く。
4.飛行機を見る。
5.映画館へお母さんを迎えに行く。
6.スーパーに寄る。
7.おうちへ帰る。
妻を映画館へ送って行ったあと、サポーターモードに入ります。
おうちが好きなノブは、父のスケジュールに従いながら、「何で家に帰らないんだろう。」と思っていたようです。
おにぎりを食べ、しぶしぶ父の飛行機撮影に付き合い、ようやく映画館へ行く時間になりました。
最近のノブの行動は、たとえばスーパーに寄っても、「僕、CD音楽。お父さん買い物。」と言い、車の中でCDを聞きながら待っていることが多かったのです。
それに慣れていた父は、空港から映画館への途中にあるカメラ屋へ、ちょっとした買い物のために立ち寄ることにしました。
ちょっと立ち寄るだけなので、そのスケジュールをノブに伝えていませんでした。
これがいけないのですね。
カメラ屋に着いて、「お父さんは買い物をします。ノブはCD音楽を聴いていて下さい。」と言い残し父はカメラ屋の中へ。
3〜4分後に車に戻ってみると、車の中にノブがいません。
「早く家に帰りたいのに、スケジュールにない所へ寄ったりして。いったいどうなっとんや。」と思ったのでしょう。そして強行手段に出たのでしょう。
駐車場を見渡しましたが、姿は見えません。
大きな通りに面しているのでその通りに出て見渡しましたが
姿が見えません。
「しまった。やられた。」久しぶりに背筋にいやな冷や汗をかく瞬間です。
ノブの足は速い。このあたりの道は覚えているので、一人で映画館の方向へ向かった可能性はあります。
道沿いにそちらの方向を見ましたが、ノブの姿は見えません。
交通事故の衝撃的な場面を見たことのあるノブは、通りの車道に飛び出して事故にあう可能性は低いと思われます。
おそらく、歩道を小走りでもくもくと映画館の方向に向かっていると思われました。
すぐに車で映画館方向にむかうため車を動かそうとしたとき、ノブがカメラ屋の中から出てきました。
ノブはそのカメラ屋を知っていたので、そこのトイレへ行っていたようです。
父の車が動き始めたので、慌てて車の方へ走ってきました。
ノブは「トイレへ行きたかったのか。」「父の後を追って店の中に入ったのか。」それはわかりません。
スケジュールを伝えておけば、そしてノブの意思を確認しておけば、何事もなかったでしょう。
ノブがタイミングよく出てきてくれたので良かったのですが、あと1分違っていたら父の車は通りに出て行ってしまう。
それを見つけたノブは「取り残された。」と大慌てすることでしょう。
そうなると、周りが見えない行動となるので大変危険です。
いやあ、久しぶりにハラハラしました。
「ちょっと」と思って勝手に端折る。それが失敗のもとですね。


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