2005/9/29 21:57
阪神タイガース、2年ぶりの優勝。
本拠地・甲子園で宿敵・巨人を倒しての優勝とあって、
一昨年とはまた違った盛り上がりを見せていました。
優勝の要因は多々ありますが、端的に言えば
「砂上の楼閣が崩れなかった事」
に尽きるかと。
金本・矢野・下柳…といった外様ベテランが、よもや
ここまで衰えないとは思いませんでした。
恐らく、彼らを獲得した阪神(というか星野)自身も、
2003年に優勝するためだけにかき集めたはず。
彼らが“長持ち”したのは、嬉しい誤算でした。
日本シリーズについてはさておくとして、問題は来年以降。
先ほど「砂上の楼閣」と評したように、ベテラン陣はいつ
急激な衰えが始まってもおかしくありません。
言うなれば今年の優勝は「ラッキー」だったわけなのですが、
如何せん球団にその意識が無さそうなのが気がかり。
金本(4番打者)の後釜、矢野(正捕手)の後釜、メジャー
移籍願望の強い井川(エース)の後釜、誰もいません。
打線は赤星・鳥谷・今岡であと数年は何とかなりますが、
投手陣、特に先発は来年にも崩壊しかねない陣容です。
真剣に連覇を狙うなら、ドラフトは即戦力投手の獲得が急務。
その一方で、高校生ドラフトでは将来のエース候補を獲得…と
いうウルトラCが要求されます。
阪神が常勝球団になれるかどうかの分水嶺、果たして。
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