昼近くになってから、何処かに行こうかと思い、烏山の低山に決め、車を走らせる。国道294号に入り、北へと走って行く。真岡に入ると、突然の大雨になった。だが、益子になると雨は止み、茂木から、那須烏山へと走っていく。那珂川を赤い橋で渡り、すぐに左折、少し走ると、日枝神社への標識があり、右折して、車がやっと通れる細い林道を山の中へと上がっていく。クネクネと走っていくと、簡易水道施設のある二股になった。〈左・日枝神社==右・平群山展望台〉と書かれた看板が立っている。左側に駐車スペースがあり、車を止めた。

●日枝神社と展望台分岐●
風がなく、ムシムシする。支度をして、右への道を上がり始める。〈この道路は作業道の為、関係者以外の車両の乗入はご遠慮下さい・烏山町〉の看板が立っている。うっ、パラグライダー関係者だけかい!?

●関係者以外乗り入れ禁止の看板●
蒸し暑い道路歩きが始まる。風も無い。簡易舗装の道はけっこう歩きにくい。一歩、一歩ゆっくりと歩いていく。

●簡易舗装の登り●
しばら歩いていくと、やがて、空が見えてきて、砂利道に変わった。右手に展望が広がっている。烏山の町並みの中を那珂川が流れている。いい眺めだ。

●舗装道路がやっと終わりだ●
砂利道はここから降り始めた。少し下ると、前方に人の声がして、車が見えた。帰りに歩いてみたら、やはり、パラグライダーの発着所になっていた。砂利道を少し下った左側に、戻るように登る道があった。

●展望台への道●
少し登ると、石の句碑があり、芝生の展望地になっていた。端で、オカトラノオの花が一本、僅かに揺れている。素晴らしい眺めが広がっている。那珂川の先に、筑紫山の山並みが見える。しかし、暑い。

●展望地から見る、烏山の町並みと筑紫山●
さて、ここからどうしょう。地図を車に忘れた。懸命に思い出す。そして、西側の斜面を下り始める。すぐに、休憩舎の前に出た。

●休憩舎●
しかし、休憩舎からの展望はあまり良くなかった。山道ははっきりと続いている。ここの道は、風が抜けて気持ちいい。

●風の通る尾根道歩き●
道は、斜面に当たって、右へと曲がっている。ピンクのテープがあるのを見て、左の斜面を登り始める。

●ここから、左の斜面に進む●
薄い踏み跡が上がっていた。倒木や刈り払いされた枝が散乱していて、歩き難い。それに、滑る。間もなく、三角点の埋まるピークに登りついた。西は檜の林、東は、広葉樹が広がっている。それら樹相の境目の『平群山』山頂だった。腰を下ろして、団子を口に入れる。強くはないが、木々の間から、微風が流れてくる。いい気持ちだ。陽に当たった緑の葉がキラキラと光っている。そんな情景を眺めながら、しばらく腰を上げずに居た。

●平群山山頂にて●

●平群山●

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